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2020年10月24日
米スポーツ用品メーカーのローリングス・ベースボールは22日(日本時間23日)、今季のゴールドグラブ賞各部門のファイナリスト3人を発表し、アメリカン・リーグの投手部門にツインズの前田健太投手(32)、ナショナル・リーグの左翼手部門にレッズの秋山翔吾外野手(32)の名前が入った。
 
 チーム数が多い大リーグで『名手』の称号となる同賞を受賞した日本人選手はマリナーズ時代のイチロー氏のみ。開幕前にはロサンゼルスで合同自主トレを行うなど切磋琢磨してきた1988年生まれの同級生コンビが栄えある賞のファイナリストに揃って名前を連ねた。

また、大リーグ選手会は22日(日本時間23日)、選手間投票による2020年シーズンの最優秀投手、最優秀野手など7部門11人を発表した。ナショナルリーグ投手部門に選出されたのはレッズのバウアー投手で、ノミネートされていたカブスのダルビッシュ有投手(34)は選出されなかった。

 ブレーブスのフリーマン一塁手はMVPに値する年間最優秀選手とナショナルリーグの最優秀野手に選出された。

 ア・リーグの最優秀投手はインディアンスのビーバー投手、最優秀野手はホワイトソックスのアブレイユ一塁手が受賞した。

 また、カムバック賞にはナ・リーグがロッキーズのバード投手、ア・リーグは白血病を克服したインディアンスのカラスコ投手が選出された。
2020年10月17日
[10.13 国際親善試合 日本1-0コートジボワール ユトレヒト]

 元鹿島アントラーズのホットラインが日本代表に2020年の初白星をもたらした。後半アディショナルタイム1分、自身の代表初ゴールとなる強烈なヘディングシュートで劇的な決勝点を挙げたDF植田直通(セルクル・ブルージュ)は試合後のオンライン取材で「本当に嬉しいの一言です」と白い歯を見せた。

 投入されたのは0-0で迎えた後半44分、相手の攻撃が活性化した時間帯の守備固めとみられる起用だったが、虎視淡々とゴールは狙っていた。「あの時間に入るということで失点をなくすということで入ったし、一つチャンスがあればセットプレーで狙っていた」。歓喜の時はわずか2分後に訪れた。

 敵陣右サイドで獲得したフリーキック、MF柴崎岳(レガネス)からの高軌道かつ鋭いクロスがファーサイドに送り込まれると、フリーになっていた背番号2が頭から飛び込んだ。「本当に毎日ヘディングをやってきて、得意な部分でもあるし、チームを助けたい思いがあった」。こだわり抜いてきたヘディングシュートは完璧にミート。これ以上ないほどの強烈な軌道でネットに突き刺した。

「練習でも自分のフィーリング的にもすごく良くて、チームメートのみんなもわかってくれていた」。セットプレー時の役割についてそう語った植田は、2013年から16年にかけて鹿島で共にプレーし、自身のプロ初ゴールもアシストしていた柴崎に感謝。「キッカーが岳くんということでもともと鹿島でもやっていたので息もぴったしだった。いいゴールだったと思う」と自画自賛した。

 今回のオランダ遠征では攻撃陣が大きく入れ替わる中、センターバックはDF吉田麻也とDF冨安健洋がフル出場。植田の出番は限定的だった。それでも「いまはこうやって限られた時間かもしれないけど、その時間を全てを注ぎたい。そのために全力で準備をしたいと思っていた」と真摯に自分と向き合い、トレーニングを続けてきた。この日のゴールはそうした努力の賜物。植田は「一つ結果が出たので自信にもつながるし、もっともっと成長していける」と感慨も語った。

 両センターバックは今回のオランダ遠征を無失点で抑えており、簡単に崩せる牙城ではない。植田もメキメキと頭角を現す冨安について「いいプレーも多いし、安定してきていると思っている」と実力を認め、「そこに割って入らないといけないのはわかっている。一つ結果を残さないといけない」と危機感を覚えている。

 だが、フォーカスするのはライバルの動向ではなく自らの成長だ。「いま日本代表ではつなぐことをやっているので、ビルドアップの能力をもっともっと伸ばしていきたい」と課題を見つめた植田は今回の合宿でも「勉強になるところもあるし、今回得られたものも多くある」と手応えを得た様子。所属チームでアピールを重ねるべく「日々の成長はチームでどれだけやれるかが大事。これからチームに帰って、自分の課題と向き合いつつやっていきたい」と意気込んだ。

2020年10月04日
10月3日(現地)、マーリンズとのワイルドカード・シリーズ第2戦に先発したダルビッシュ有(カブス)は6.2回2失点で降板。チームは0対2で敗れてポストシーズン敗退が決まり、カブスの2020年シーズンは幕を閉じることとなった。
シカゴのファンが敗戦のショックに打ちひしがれる中、試合後のダルビッシュのコメントに注目が集まっている。

「今はすごく悲しいです。今日の目標は(ジョン・)レスターにもう1回リグリー(・フィールド)で先発する機会を与えることだったからです。それが達成できなくて、とてもがっかりしています」

 実は、第3先発予定のレスターは今季が6年契約の最終年。18年に最多勝を獲得するなどエースとしてチームを牽引し、16年にはチーム108年ぶりのワールドシリーズ優勝にも貢献した功労者だが、オフにFAとなって他球団に移籍する可能性が高いと見られている。「何とか今日勝って、せめてレスターに本拠地リグリー・フィールドでもう一度投げてもらいたい」。ダルビッシュはそう思ってマウンドに立っていたのだった。
 
 7回2死から2点を奪われて負け投手にはなったダルビッシュだが、試合を見ていたファンなら分かるように、投球内容はほぼ文句のつけようのないものだった。敗戦の原因はむしろ打線で、特にアンソニー・リゾー、クリス・ブライアントら2~5番の中軸が12打数0安打。第1戦も含めると25打数1安打で、これでは2試合で1点しか奪えなかったのも当然。その事情を知っているカブスファンからは、ダルビッシュの熱い思いへの支持とともに同情の声が多く集まった。

「ダルビッシュはしっかり役目を果たした。敗戦の責任を負うべきじゃない」「君が申し訳なく思う必要はない。反省するべきはブライアント、リゾー、(ハビア・)バイエズだ」「2点取ることすらできないならピッチャーの責任じゃない」「17イニング無失点に抑えるくらいじゃないと勝てなかった」

 レスター以外にも、ブライアントやリゾーら16年の世界一メンバーにもトレードなどの噂が出ている。23年まで契約が残っているダルビッシュは「安泰」だが、激動のオフシーズンがカブスを待ち受けているのかもしれない。

2020年09月24日
 ◇○神戸4―3鳥栖●(23日・ノエスタ)

 前日にフィンク監督の退任が発表され、緊急事態に陥った神戸を、クラブが誇る圧倒的な「個」が救った。

 主役はもちろん、MFイニエスタだ。1―1の前半20分、左サイドを突破したFW古橋からペナルティーエリア内でパスを受け、角度のないところから左足を振り抜いた。狭いニアサイドを破る芸術的なシュートは、自身、昨年8月以来のリーグ戦ゴールとなった。

 前半9分の先制点もイニエスタのパスが起点。2―2の後半10分は左サイドから右足で供給したパスで古橋のゴールを演出し、古橋の4点目のラストパスもイニエスタだ。

 全4得点に絡む活躍でチームにリーグ戦8試合ぶりの白星をもたらしたファンタジスタに、指揮したビベスコーチは「そういったプレーをできるからこそイニエスタなんだ」。世界の頂点を知る36歳の大黒柱が見せた、圧巻のパフォーマンスだった
2020年09月20日
トッテナムは19日、レアル・マドリーからウェールズ代表MFギャレス・ベイルを1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。ベイルは7年ぶりのトッテナム復帰となる。

2013年の夏にトッテナムからレアル・マドリー入りしたベイルは、在籍した7シーズンで公式戦251試合に出場して105得点を記録。2度のラ・リーガ制覇や4度のチャンピオンズリーグ優勝を経験した。しかし近年は負傷やコンディション不良によるパフォーマンス低下が指摘され、ジネディーヌ・ジダン体制での構想外扱いとなっていた。

トッテナム復帰が決まった直後、ベイルは自身のSNSを通じて、「スパーズファンのみんな、7年が過ぎて、再び僕は戻ってきたぞ!」と報告した。

移籍市場の度に退団の可能性が伝えられてきたベイルだが、今夏にはマンチェスター・ユナイテッドとトッテナムとの関連が広く報じられてきた。『Goal』の取材では、マンチェスター・Uはベイルへの興味は示していたものの、年齢や負傷癖、高額年俸による選手給与体系の乱れを考慮して正式オファーを出すには至らなかった。

サウサンプトンユース出身のベイルは、2007年に加入したトッテナムで左サイドバックとして台頭し、ウイング、そしてトップ下と主戦場を攻撃的なポジションに移しながらクラブを象徴する選手へと成長。ジョゼ・モウリーニョ監督の下、再びプレミアリーグで輝きを取り戻すことができるか注目だ。
2020年09月12日
■レイズ – Rソックス(日本時間12日・タンパ)

 レイズの筒香嘉智外野手は11日(日本時間12日)、本拠地のレッドソックス戦で「6番・三塁」で先発出場。2回の第1打席で先制の7号ソロを放った。打球速度109マイル(約175.4キロ)、角度25度。飛距離437フィート(約133.2メートル)は渡米後最長だった。
2回先頭。2ボール2ストライクから、左腕ホールのカーブを捉えた。右中間へ飛び込む6試合ぶりのアーチで先取点をもたらした。レッドソックス先発は右腕トリッグス。レイズ・キャッシュ監督はスイッチヒッターなしで“オール左打者”のオーダーを組んだ。大リーグ史上初の“珍事”だった。レッドソックスは2回から左腕ホールにスイッチしたが、筒香は物ともしないアーチをかけた。

 筒香の先制弾を地元メディアは次々と速報した。ラジオ番組「レイズ・ベースボール・ネットワーク」のキャスター、ニール・ソロンズ氏は「(レッドソックスは左投手に代えたが)それは裏目に出た。レイズ、ヨシ・ツツゴウの右中間へのマンモス級のホームランは水槽の真上へ。2回に1-0とリード」とツイート。大リーグ公式サイトのレイズ番、フアン・トリビオ記者は「ヨシ・ツツゴウがボールを破壊した。それはレイズの水槽に入っただろう。レイズが1-0とリード」と自身のツイッターで伝えた。

 チームは地区首位を走るが、3連敗中だ。チームへ勢いを与える一撃となったに違いない。
2020年09月06日
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、バルセロナ残留を『Goal』に明言した。

12年ぶりの無冠に終わった昨シーズン終了後、メッシはバルセロナに正式なトランスファーリクエストを提出。新型コロナウイルス検査やプレシーズンのトレーニングにも姿を見せないなど、その意思は確固たるものであると考えられてきた。
しかし、契約の内容からバルセロナを退団するためには契約解除金の7億ユーロ(約880億円)が必要な状況に。家族の思いなども考慮したメッシは引き続きバルセロナでプレーすることを表明した。『Goal』スペイン版の編集長ルベン・ウリアとのインタビューで、メッシは思いの丈を明かしてくれた。

「僕がクラブに、会長にバルサから出たいと言ったのは事実だ。バルセロナには若い選手や新しい力が必要だと思っていたし、自分としてもバルセロナでの時間は終わったと思っていたんだ。だけど、自分はこれまで常にここでキャリアを終えたいと言ってきた」

「自分にとってあまりにつらいシーズンだった。トレーニング、試合、ロッカールーム、多くの場面で苦しみを経験した。新しい目標やチャレンジに踏み切るときが来たとも思っていた。バイエルンに大敗したUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝の結果もあったからね」

「だけど僕はバルセロナに20年もいる。もはや自分の生涯とは切っても切り離せない間柄になっているんだ。家族にもバルセロナから出るつもりだと伝えた。そうしたら妻や子供たち、みんなが泣きだしたんだ。子どもたちには学校もあるし、環境を変えたくないと頭をよぎった」

「まず、契約解除には7億ユーロ(約880億円)という巨額の契約解除金が発生する。そして自らで契約解消できる日付が6月10日だったという事実があり、それが過ぎた。新型コロナウイルスの影響でシーズン期間が先延ばしになった。クラブと法廷で争うことは、できなかった。バルサは僕にすべてを与えてくれたクラブであり、自分にとって人生をともにしたチームなんだ「僕はバルセロナに残るつもりだよ。ヨーロッパのコンペティションでは頂点から遠ざかっているが、まだバルセロナをいい方向へと変えることはできると思っている」

「一度ここを出たいと思ったことは確かだ。だけど、ここで最善を尽くすのが自分の本心だよ。新しい監督がやってきて、チームがどうなるかまだわからない部分もあるけど、そこはちゃんとしっかりいい方向へと向かうように見ていきたい。僕が言えることは、新しいシーズンもバルセロナでプレーするということだ」

そのほかにも現在の胸中やクラブや家族との雰囲気、ブロファックス(スペインの内容証明郵便)を使用した理由などを赤裸々に語ったメッシ。『Goal』日本語版はインタビュー全文を5日に公開する予定だ。

。すべてを与えてくれたし、自分もここで尽くした。そんなバルセロナを相手に法廷で争うなんてできないと思ったんだ……」
2020年08月25日
■カブス 2-1 Wソックス(日本時間24日・シカゴ)

 カブスのダルビッシュ有投手は23日(日本時間24日)、本拠地のホワイトソックス戦に先発し、メジャートップに並ぶ5勝目を挙げた。7回を投げて6安打10奪三振1四球1失点(自責1)。好調ホワイトソックス打線を相手に毎回奪三振を記録するなど躍動した右腕を、チームメートも称賛している。
主砲のシュワーバーは1点を追う6回に逆転の中越え5号2ラン。チームを勝利へ導いたが、「彼がそこでしたことを見ているのは壮観だった」とダルビッシュを称賛した。地元放送局「NBCスポーツ」も「スプリングトレーニングやサマーキャンプで彼と対戦したけど…とりあえず彼が同じチームにいてくれて幸せだ、とだけ言っておこう。彼が11個も武器となる球種を手に入れ、しかもゾーンに入ったときには、ただただえげつないよ。本当にすごい。誰もユウ・ダルビッシュとは対戦したくないよ」と逆転弾の主砲のコメントを紹介している。

 ダルビッシュ先発時にマスクをかぶるカラティニはスライダーに言及した。米メディア「ジ・アスレチック」のシャルマ記者は自身のツイッターで、「今日のスライダーは今までとは違った」と語ったことを紹介している。
2020年08月17日
サッカー女子プレナスなでしこリーグ1部のINAC神戸は16日、元女子日本代表「なでしこジャパン」FW川澄奈穂美(34)が米女子プロリーグ(NWSL)のスカイブルーから期限付き移籍で加入すると発表した。移籍期間は20年末まで。2016年以来4年ぶりの復帰となる。17日に会見する。
川澄は「なでしこジャパン」の主力として2011年女子W杯ドイツ大会優勝、12年ロンドン五輪銀メダル、15年女子W杯カナダ大会準優勝に貢献した。INAC神戸には08年に入団。14年3月にNWSLのシアトル・レインに期限付き移籍し、同年9月にINAC神戸に復帰した。16年7月にはレインに完全移籍し、同年10月にINAC神戸へ期限付き移籍で加入。19年1月にレインからスカイブルーに移籍していた。

 クラブを通じて「みなさん、こんにちは!川澄奈穂美です。このたび、SkyBlueFCからINAC神戸レオネッサへ期限付き移籍することになりました。この困難な情勢の中、受け入れてくれたINACにとても感謝しています。今年いっぱいの契約ですが、タイトル奪取に向けてチームのために全力でプレーします。まだまだ“今まで通り”とはいきませんが、スタジアムやリモートでファン・サポーターのみなさんと繋がり、共に戦っていきたいと思っていますので、熱いご声援よろしくお願いします!」とコメントした。

 7季ぶりのリーグ優勝を狙うINAC神戸は5試合を終えて3勝2分けの3位。黄金時代を知るベテランの加入でさらなる浮上を狙う。
2020年08月09日
今シーズン、ミネソタ・ツインズの本拠地、ターゲット・フィールドのホーム後方には、レジェンドたちの「デカ顔(ビッグ・ヘッド)」が84枚並んでいる。選手、監督、コーチが計80人、ツインズの試合を実況中継してきたブロードキャスターが4人だ。

 その人選については、バートロ・コローンがいる一方で、チャック・ノブロックがいないなど、ファンの間で論議を呼んでいる。コローンがツインズで投げたのは、2017年の後半戦のみ。15試合に先発し、防御率は5.18だった。ノブロックは、メジャーリーグでプレーした12シーズンのうち、最初の7シーズンをツインズの二塁手として過ごし、打率.304、出塁率.391、210二塁打、51三塁打、43本塁打、276盗塁を記録した。新人王(1991年)とゴールドグラブ(1997年)を受賞し、オールスター・ゲームには4度(1992、94、96~97年)選出された。

 ただ、今から6年前、ノブロックは球団の殿堂に入ることが決まったが、そうはならなかった。セレモニーが行われる前月に、ノブロックは前妻に暴力を振るって逮捕され、ツインズはノブロックの殿堂入りをキャンセルした。コローンのボードがある理由は不明ながら、ノブロックのボードがないのは、どうやらこれが理由らしい。

 また、80人のうち4人は、日本プロ野球の経験者でもある。野手3人と投手1人だ。ゾイロ・ベルサイエスは1972年に広島東洋カープ、ダン・グラッデンは1994年に読売ジャイアンツ、シェーン・マックは1995~96年に読売でプレーし、パット・マホームズは1997~98年に横浜ベイスターズで投げた。ベルサイエスは、球団の殿堂に入っている。

 彼らと違ってボードにはなっていないものの、ワシントン・セネタース時代を含め、ツインズで5シーズン以上を過ごし、日本プロ野球でもプレーした選手は、他にもいる。調べたところ、ディーン・ストーン(1964年/大洋ホエールズ)、ロン・デービス(1989年/ヤクルトスワローズ)、ルー・フォード(2008年/阪神タイガース)、マイケル・トンキン(2018年/北海道日本ハムファイターズ)が見つかった。


 フォードはカルトな人気を博し、ターゲット・フィールドの前にツインズが本拠地としていたメトロドームでは、打席に入るたびに「ル~~~~」と声援を送られた。今月、フォードは44歳となる。今も現役選手だ。ここ数年は独立リーグのロングアイランド・ダックスに在籍し、打撃コーチを兼任しながらプレーを続けている。昨シーズンは77試合に出場し、打率.303と出塁率.354を記録した(今シーズンは、試合が行われていない)。

 トンキンがメジャーリーグのマウンドに上がったのは、今のところ、ツインズにおける5シーズンだけだ。昨シーズンはフォードとチームメイトになり、8月にアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移って、傘下のAAAで投げた。今年5月に解雇されている。
2020年08月03日
前田健太(ミネソタ・ツインズ)は8月1日現地時間、本拠地で行われたクリーブランド・インディアンス戦に先発すると、6.0回を1安打無失点6奪三振の好投で開幕2連勝を達成した。
この日の前田はチェンジアップが冴え渡り、強力インディアンス打線相手に4回までノーヒットピッチング。3回には3者連続三振を奪うなど、広島時代の2012年に達成したノーヒッターの快挙もあるのでは、と思わせるような快投を見せた。しかし5回、ブラッドリー・ジマーのボテボテの打球は二塁内野安打となり、快挙は幻に終わったものの、その後もまったく危なげない投球を続け、結局6回を投げて許した安打はこの1本のみ。開幕戦に続く白星を手にし、2勝0敗、防御率1.64とした。
 
 果たしてこの日の快投を見た、MLB.comのツインズ番、パク・ドヒン記者は「ほぼアンヒッタブルだった」と脱帽。「ケンタ・マエダのスライダーとチェンジアップにインディアンスの打者は当惑している」と、変化球の切れが抜群だったと強調した。

 昨オフのトレード移籍から2登板続けて好投を見せた前田。昨季シーズン本塁打数新記録を樹立した強力打線の援護があれば、日本人メジャーリーガー初の最多勝獲得も夢物語ではない。
2020年07月20日
「DeNA3-5巨人」(19日、横浜スタジアム)

 巨人が九回2死から追いつき、執念の逆転勝ち。今季初の6連勝を飾った。
 土壇場での大逆転劇に、名将・原監督も興奮を隠せなかった。九回2死、岡本の決勝弾が飛び出すと、ベンチ前で右手を突き上げてガッツポーズ。顔面を紅潮させ、喜びを爆発させた。

 指揮官は「本人に聞いてみて下さい。大事なところで一本出たというのは大きいですね」。ただ、岡本と同等のヒーローとして持ち上げたのは代走で大仕事を成し遂げた増田大だった。

 岡本弾の直前、九回1死から坂本の代走で登場した増田大は二盗に成功。丸の二塁内野安打の間に一気に生還した。際どいタイミングでラミレス監督がリクエスト。だが、捕手のタッチよりもヘッドスライディングをした増田大の左手がベースに触れるのがわずかに早く、同点となった。

 かつて、原監督が代走の切り札として起用を続けた鈴木尚広氏をほうふつとさせる神走塁。逆転劇の立役者となった。原監督は「いやいや、もう、価値から言ったら(決勝弾と)同格だね」と大絶賛した。

 6連勝で貯金9。2位ヤクルトに3差と独走気配も漂わせる強さだ。
2020年07月12日
RISE世界フェザー級王者・那須川天心(21)=TARGET/Cygames=が今年初戦となるテレビマッチ(58キロ契約、3分×3回)に臨み、公募で選ばれたシュートボクシングの笠原友希(19)=シーザー=に初回1分30秒KO勝ちで圧勝した。那須川はキックボクシングと総合格闘技を合わせて40連勝となった。
RISE初のテレビマッチとして無観客試合で行われ、対戦相手は応募してきた選手の中から笠原が選ばれた。那須川は初の年下相手との試合で格の違いを見せつける。開始50秒過ぎ、左ストレートで最初のダウンを奪うと、再開後に右フックで2度倒してKOした。

 新型コロナウイルスの影響で格闘技イベントの中止が続いた中、那須川の再始動を伝えるKO劇となった。「ただいま帰ってきました」とカメラに向かってあいさつした那須川は「今回こうやって応募の中から選ばれた笠原選手と試合をして僕はうれしかった。格闘技はまだまだ盛り上がる。下剋上で僕に挑んでくる彼は格闘家でした」と相手をたたえた。

 無観客試合には「お客さんあっての格闘技と思っていたけれど、試合が始まったらお客さんのことなど考えなかった。新たな格闘技の形ですね」と振り返る。90秒の圧勝を「自粛生活の中でもしっかりやってきたことを見せることができたと思う。今日から新たな格闘技のスタート。これからの那須川天心に注目してください」と呼びかけた。
2020年07月03日
[7.2 スペイン2部第37節 ウエスカ1-0ラス・パルマス]

 スペイン2部リーグは2日、第37節を各地で行い、FW岡崎慎司所属のウエスカがラス・パルマスを1-0で破った。3試合連続で先発した岡崎がドンピシャのヘディングシュートで決勝点。今節ジローナ戦を3日に控えるMF香川真司所属のサラゴサと勝ち点61で並び、直接対決の結果で上回るため暫定2位に浮上した。

 スコアが動いたのは前半アディショナルタイム、左サイドを突破したMFダビド・フェレイロが右足インスイングのクロスを蹴り込み、相手守備陣と巧みな駆け引きを見せた岡崎がゴール前で反応。ラインを上げた相手を出し抜き、フリーでボールにアプローチすると、完璧にミートしたヘディングシュートを突き刺した。

 岡崎は2試合ぶりの得点で今季10ゴール目。2014-15シーズンにマインツで記録して以来、5季ぶりのシーズン2桁得点到達となった。過密日程の直近3試合で連続スタメンだった岡崎は後半23分、FWラファ・ミールとの入れ替わりで途中交代。指揮官から拍手で迎えられた。試合はそのままタイムアップ。前節終了時点で3位だったウエスカが自動昇格を射程圏内に入れた。

2020年06月25日
アジアサッカー連盟(AFC)では、過去のFIFAワールドカップで活躍したアジアの代表選手によるベストイレブンを選出する企画を公式ウェブサイトで実施している。MF部門には、日本代表から本田圭佑と中田英寿氏の2人が候補に選出された。
これまでに候補の発表が行われたポジションでは、GK部門で川島永嗣、DF部門で長友佑都、駒野友一、中澤佑二氏が日本代表からノミネートされていた。続いて23日からはMF部門のオンライン投票が開始されている。

 中田氏は日本代表として1998年、2002年、2006年のワールドカップ3大会に出場。計10試合に出場し、自国開催の2002年大会で1得点を挙げた。

「欧州へ移籍する日本のサッカー選手の先駆者」であり、1998年フランス大会でワールドカップ初出場を果たしたサムライブルーのスターだったとAFCは中田氏について振り返っている。2006年大会終了後には29歳の若さで日本代表だけでなく現役も引退することになった。

 本田は2010年、2014年、2018年の3大会のワールドカップに出場。計4得点はアジアのMFとしては1位タイ、3アシストも同じく1位タイであることなどが紹介されている。

 日本代表以外では、韓国代表からパク・チソン、キ・ソンヨン、キム・ナミルの3人、オーストラリア代表からマーク・ブレッシアーノとミル・ジェディナクの2人、サウジアラビア代表からフアード・アンワルがMF部門のベストイレブン候補に選ばれている。
2020年06月23日
◆JERAセ・リ-グ 巨人3―2広島(23日・東京ドーム)

 巨人は広島に3―2で逃げ切り勝ちし、3年ぶり開幕4連勝とした。先発の戸郷翔征投手(20)は6回2/3を4安打2失点で勝ち投手となった。高卒2年目以内で開幕ローテ入りしたのは、球団では87年の桑田真澄以来33年ぶりで、球団4人目の快挙となる白星を挙げた。

 巨人は初回2死二塁で岡本の中前適時打で先制。直後に同点に追いつかれたが、5回2死一塁で北村が勝ち越しの左中間へ適時二塁打を放つと、2死満塁で岡本が押し出しを選んで点差を広げた。

 7回には1点差に追い上げられたが、鍵谷、中川、デラロサとつないで逃げ切った。

 戸郷は試合後のヒーローインタビューで「開幕4戦目で、相手も広島。緊張しながら入りました」と振り返り「初回の立ち上がりが良かったんですけれど、7回のホームランが悔いが残っているので次から反省して登板したい」と話した。

 そして「7回というのが自分の中では気に食わないところですけれど、他のピッチングはよかったので自分の中では満足です」と口にして「広島を抑えたということが、1つ自信につながった。次からどこのチームでも倒せるように1勝1勝積み重ねられるようにがんばっていきたい」と誓っていた。

 ◆1987年の桑田真澄

 高卒2年目以内で開幕ローテ入りした桑田は戸郷と同じ開幕4戦目の4月14日・ヤクルト戦(神宮)で先発。この試合で白星を挙げると、最終的に15勝6敗、防御率2・17で最優秀防御率のタイトルをはじめ、沢村賞、ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞などを受賞する大活躍でリーグ優勝に大きく貢献した。

 ◆高校入団2年目以内の巨人投手が開幕6戦目までに先発

 高校から入団して2年目以内の巨人投手が、開幕6戦目までに先発したのは(〈内〉数字は開幕からの試合数)

年数 投手=相手と勝敗

1年目 柴田 勲=62年〈2〉神●

1年目 堀内恒夫=66年〈6〉中〇

2年目 安原達佳=55年〈3〉国●

2年目 義原武敏=57年〈3〉国〇

2年目 松原明夫=70年〈4〉広-

2年目 桑田真澄=87年〈4〉ヤ〇

 2年目の87年に4戦目で先発した桑田まで6人。過去には高卒新人ながら柴田が2戦目、堀内も6戦目に投げた例がある。

2020年06月04日
 プレミアリーグでは途中出場3試合でスタメン機会なし、公式戦7試合で得点とアシストはゼロ――。1月のリバプール移籍以降、南野拓実は期待に応える結果を残せてはいない。


 それだけに、6月17日から再開が予定されているプレミアリーグで、日本代表アタッカーは巻き返そうと意気込んでいるはずだ。地元紙によると、トレーニングでは好調なところも見せているという。

 地元紙『Liverpool Echo』は3日、クラブ公式チャンネルが伝えた練習風景から、「再開に向けたトレーニングで彼は好調なようだ」と伝えた。ロンドで主将ジョーダン・ヘンダーソンや副主将ジェームズ・ミルナーと組み、後者から「いいぞ、タキ(南野の愛称)!」と賛辞が寄せられたそうだ。

 南野がテクニックを駆使してサディオ・マネやアレックス・チェンバレンからボールを奪われないシーンもあったと報じている。
 
 移籍金が高額だったわけではない南野だが、前述のように結果を出せていないのも確か。記事は「リバプールにおけるキャリアでスロースタートなところがあったと言うのはフェア」「まだリバプールは彼のベストを見ていない」と指摘している。

 そのうえで、今回のトレーニングでの様子から、同紙は「リバプールのファンは、ベストのミナミノを見られることを望んでいるだろう」と締めくくった。それは、日本のファンも同じだ。

 消化が1試合少ない2位マンチェスター・シティに25ポイント差をつけて首位を独走しているリバプールは、残り9試合で2勝すれば30年ぶりのトップリーグ制覇、プレミアリーグとなってからは初優勝となる。シティの結果しだいでは、再開初戦となるエバートンとのマージーサイド・ダービーでタイトルが確定する可能性がある。
2020年05月22日
 53歳でエキシビションマッチ出場の可能性が浮上しているボクシングの元世界ヘビー級3団体王者マイク・タイソン氏(米国)。これまでもド迫力のミット打ちなどを披露し、着々と準備を進めていることが伝えられているが、中国版ツイッターの「ウェイボー」では腹筋がうっすらと割れ、仕上がったド迫力ボディーを動画で披露。英紙「デイリー・メール」によると、ビーガン食を取り入れ、体を作り上げたという。

“復帰”へ向け、仕上がりは上々だ。己の肉体を誇示するかのように上半身裸のタイソン。大胸筋は逞しく盛り上がる一方で、腹筋はうっすらと割れている。見た目にも、以前のようなぽっこりお腹からの変化は明らかだ。そして、高速シャドーでラッシュを繰り出すと、満面の笑み。自身も大いに手応えを感じている様子だ。

 ウェイボーへの投稿に注目した同紙は「マイク・タイソン、リング復帰宣言後の仕上がった体を披露。動画でパンチする様子を投稿するなど、ビーガン食を信頼」の見出しで報じている。

「マイク・タイソンが新たな姿を披露した。自宅の裏庭で撮影し、中国のSNSサービスのウェイボーに投稿された動画には、タイソンが上半身裸でシャドーボクシングをする姿が収められている」
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“ニュー・タイソン”の裏に新たな食生活

 記事では“ニュー・タイソン”の新たな姿に注目するとともに、今回の体作りは完全菜食ともいえるビーガン食を取り入れたことを伝えている。

 これに関して2013年の発言も紹介。「試合に向けてトレーニングをしている時には、肉、チーズ、パンをたくさん食べたよ。豚肉以外、あらゆるものをむさぼり食ったね。昔は、よく食べていたんだ。ただ、年を重ねるにつれて、そういう食べ方を好まなくなった。関節炎の問題を抱えるなど、病的に太りすぎていたんだ」と話していたという。

 肉を断ち、完全菜食主義となった裏にはタイソンの妻からのアドバイスもあったようだ。53歳にして心身共に生まれ変わったかつての最強王者がどんなパフォーマンスを披露してくれるのか楽しみだ。
2020年05月16日
ロシア・フィギュアスケート連盟は15日、2020-2021年の強化選手を発表した。女子では昨年12月にキャリアの一時中断を発表した18年平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(17)も名を連ねた。
ザギトワは2月に日本のテレビ番組の中で「来季はレベルアップして競技に戻りたい」と明かしており、また前日14日に行われたザギトワのインスタグラムでの生配信では、振り付け師のグレイヘンガウス氏が新シーズンのザギトワのプログラムについて、すでに構想があることを明かしており、五輪女王は競技復帰を模索しているとみられる。

 ロシア国営通信社の「タス通信」は「ザギトワとメドベージェワは次のシーズンに向けて、ロシアのナショナルチームに参加する」と、報じた。ただ、同メディアによると、同連盟のゴルシコフ会長はザギトワ側から「来季についての連絡はきていない」と、話したという。

 ザギトワは苦しんだ昨季、12月のGPファイナル(6位)に終わった後、ロシア選手権を前に、活動停止を表明。「私は今、すでに、すべてを手にしている」とした上で「これまでは常に何かが欠けている感じがしていた。その状態に戻したい」と、五輪で金メダルを獲得した後、モチベーションの維持に苦しんでいたことを明かし、引退の可能性も取りざたされていた。

 昨季のGPファイナルを制したアリョーナ・コストルナヤ、同2位のアンナ・シェルバコワ、同3位で来季からエフゲニー・プルシェンコ門下となるアレキサンドラ・トルソワが順当に選出。平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ、元世界女王のエリザベータ・トゥクタミシェワも入った。
2020年05月09日
新型コロナウィルスの感染拡大でプロ野球はいまだに開幕のめどが立たないが、アマチュア野球も同様に大きな影響を受けている。社会人野球は早々に7月開幕予定だったとその代表を決める対象大会の中止を決定。高校野球、大学野球も同様に4月中旬からは全ての公式戦が行われていない状態だ。
この事態によって、頭を悩ませているのはプロのスカウト陣だろう。冬のトレーニング期間を経て、春から夏にかけて大きく伸びる選手が多いが、その視察の場が完全に失われてしまっているのだ。この後、大会が行われたとしても11月に行われる予定のドラフト会議に向けての判断材料は、例年と比べて少なくなることは間違いない。そこで今回は、仮にここから何もプラスする材料がなかったとしたとしても1位指名される可能性が高い選手はどんな顔ぶれになるのか、占ってみたいと思う。

 まず投手。昨年秋の時点でナンバーワンの評価になると見られていたのが山崎伊織(東海大)だ。150キロを超えるストレートと打者の手元で鋭く変化するスライダーは伊藤智仁(元ヤクルト)を彷彿とさせ、総合力では大学ナンバーワンと見られていた。しかし3月に昨年痛めた右肘の靭帯が部分断裂を起こしていることが発覚。トミー・ジョン手術は回避して、夏以降の復帰を目指すこととなったが、その回復具合をチェックできないとなると、いきなり1位で指名する球団はない可能性が高いだろう。

 山崎が厳しいとなると、現時点でいきなり1位指名になる可能性が高いのが伊藤大海(苫小牧駒沢大)と栗林良吏(トヨタ自動車)の二人だ。伊藤は駒沢大を1年秋に中退して苫小牧駒沢大に入学し直して才能が開花。2年春に出場した大学選手権で見事な投球を見せ、それ以降は大学日本代表の常連となっている。その最大の魅力は150キロを超えるストレート。数字以上に回転の良さを感じるボールで、一昨年、昨年の日米大学野球ではいずれもイニング数を上回る三振を奪っている。ピッチングスタイルは“炎のストッパー”と言われた津田恒実(元広島)に重なるものがあり、打者を圧倒する気迫も大きな魅力だ。リリーフが手薄な球団は喉から手が出るほど欲しい投手と言えるだろう。
即戦力度では栗林も負けていない。社会人1年目の昨年は公式戦13試合、70回2/3に登板して自責点はわずか8で防御率1.02という見事な成績を残している。奪った三振の数もイニング数を上回る74個をマークした。この成績は昨年1位でプロ入りした河野竜生(日本ハム1位・防御率1.73)、宮川哲(西武1位・防御率1.95)を大きく上回っている。コンスタントに150キロ前後をマークするストレートだけでなく、多彩な変化球も高レベルで試合を作る能力が高い。プロでも1年目から先発ローテーション入りが期待できる実力の持ち主だ。

 高校生投手では中森俊介(明石商)が1番の評価となるだろう。1年夏から3季連続で甲子園に出場し、昨年はエースとして春夏連続で甲子園ベスト4進出に大きく貢献。夏には最速151キロまで到達している。スピードだけではなく、同じ球種でも微妙に変化をつけるなど、高校生離れした投球術も大きな魅力だ。昨年秋はもうひとつストレートが走らず、近畿大会の準々決勝で大阪桐蔭に惜敗したが、それでも良さは十分に感じさせるピッチングを見せた。将来性を重視する球団は1位で狙いたい素材である。

 一方の野手では牧秀悟、五十幡亮汰(いずれも中央大)と佐藤輝明(近畿大)の大学生3人を挙げたい。中でも最も外れがなさそうな安定感があるのが牧だ。入学直後からレギュラーに定着すると、学年を経るごとに着実にステップアップし、2年秋はショート、3年春秋はセカンドでベストナインを獲得。昨年は大学日本代表でも4番を務めた。ホームランはリーグ戦通算3本と決して多くないが、通算71安打中28本が長打とパンチ力は申し分ない。セカンドの守備も軽快そのもので脚力もあり、高いレベルで三拍子揃った打てる右の内野手だ。内野のレギュラー候補として期待できるだろう。

 五十幡は中学時代、「サニブラウンに勝った男」としてすっかり有名となったが、自慢の脚力には更に磨きがかかっている。スピードはもちろんだが、自分の武器を最大限生かそうとして、常に全力疾走を怠らない姿勢が素晴らしい。打撃も年々力強さを増しており、センターから見せる強肩も大学球界トップレベルだ。足では間違いなく即戦力であり、上手く成長すれば青木宣親(ヤクルト)のようなリードオフマンになれる素材と言えるだろう。
 佐藤の持ち味は恵まれた体格を生かした圧倒的な飛距離だ。芯でとらえた時の打球は軽々とフェンスを越え、ここまでリーグ戦通算でも11本塁打を放っている。大型だが抜群の脚力で運動能力も高い。昨年の秋は打率1割台と不振に陥り、緩急に崩されやすいという弱点はあるものの、上手く成長すればプロでも中軸を打てるだけのスケールのある選手だ。

 ここまで故障で判断が難しい山崎を含めて7人の名前を挙げたが、正直なところ現時点で1位指名間違いなしと太鼓判を押せるのは伊藤と栗林になるだろう。しかも昨年の佐々木朗希(ロッテ)のような超目玉ではなく、わずかにリードしていると印象だ。しかし決して不作というわけではなく、SランクはいなくてもAランクは多いというのが今年の傾向である。そして昨年の石川昂弥(中日)のように最終学年で一気に浮上してくる選手が出てくるというのがドラフトの常である。そういう意味でも、どんな形であったとしても、6月以降に選手のアピールの場が確保されることを切に願いたい。
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