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2017年04月19日
15日のセリエA第32節インテル対ミラン戦(2-2)に出場した日本代表のDF長友佑都について17日、イタリアメディア『FCInternews.it』は「長友はテストに合格した」と高く評価している。
本田圭佑の所属するミランとのミラノダービーの一戦で長友は1月28日のペスカーラ戦(3-0でインテルが勝利)以来、10試合ぶりの先発出場を果たした。その後の出場は3月5日のカリアリ戦(5-1でインテルが勝利)の3分間にとどまっており、「スターティングメンバーの11人に彼の名前を見て、疑問に思った人は多いだろう」と、インテルの指揮官ステファノ・ピオリの采配がサプライズであったことを伝えている。

だがその心配は杞憂に終わった。11月に行われた前半戦のミラノダービー(2-2)ではDFクリスティアン・アンサルディがFWスソを止めることができず、ミランに有利な試合展開を許した。このため長友にはスソ対策としての守備能力を期待されていた。

「ユート・ナガトモは期待を裏切らなかった。前回アンサルディを苦しめ、2度もミランにリードされる展開を作ったスソに自由なプレーを許さなかった」と評価されているように、長友はピオリから与えられた役割をしっかり果たした。また「スペイン選手はかなり手を焼き、1対1のデュエルでは日本選手が9回勝利し、大多数の勝負を制した」と長友の対人プレーの強さを称えている。
2017年04月13日
今季初安打はチーム5試合目、自身3打席目に生まれた。

 カウント3-1。

 右腕モンテロ(メッツ)が投げ込んだ90マイル(約145キロ)のツーシームを捉えた打球は、快音を残し右前へと弾んだ。投手がカウントを取りにいくボールで不用意に速球系を投げ込めば、痛い目にあうことを早速示した形となった。

 歴代25位の3031安打を放ったイチローに、メジャー17年目に生まれた最初の1本の感想を問うと、苦笑しながら答えた。

「差し当たって(言うことは)ないですけど」

 それでも1本目が生まれなければ、2本目も生まれない。表情には安堵感も漂った。

昨季よりバットが自然に出てくるようになった。

 昨季残した打率.291は10年連続200安打を放った'10年以降では最高の数字となった。42歳にして、150キロ以上のパワーボールに力負けしない打撃を再構築し「相手が(僕を)嫌がっているのが見える瞬間が多かった」と振り返った。

 今季もその自信は揺るがない。

 それどころか、昨季以上の手応えをイチローは感じ取っている。45日間にも及ぶスプリングトレーニングでその確信は言葉の端々に表れた。

 3月10日。この時点で安打はまだ1本だったが、内容は芯で捉える“クオリティー・アット・バット(質の高い打席)”が目立った。

 シーズンでも滅多に自身の打撃状態を表現しない背番号51はこの日、こんな言葉を残した。

「出したいと思ったら、そこに(バットは)来る感じはしますけどね」

 独特な彼の言い回しをわかりやすく補足すれば『どんなボールに対しても自分の打ちたいと思うポイントにバットが自然と出てくる感じ』ということになる。

速球に対し、さらに対応できるようになった今季。

 '11年シーズンから'15年まではパワーボールに力負けすることが多く、ヒッティングポイントが差し込まれがちだったが、その課題を見事に解消したのが昨季だった。

 10年連続200安打を放っていた頃は、弓道の弓のようにギュッと引いた弦を一瞬にして解き放つインサイドアウトのスイングがイチローの持ち味だった。だが、年齢を重ねるとともにこのスイングではパワー系のボールに差し込まれることが多くなっていった。

 そこで昨季取り組んだのがトップから最短距離でバットを出すコンパクトなスイングだった。

“捻れ”から“ぶつける”イメージに変えたことで上半身の動きが簡略化され、その結果、踏み出す右足のステップが自然とほぼ摺り足へと移行していった。

 このコンマ何秒のスイングの「時短」に成功したことで、パワーボールへの課題を解消。ヒッティングポイントを取り戻し、更には相乗効果として目線の上下動も少なくなった。

 これが昨季V字回復を見せた原理である。

「出したいところにバットが出てくる」ようになったのである。

1試合3打席の条件下で毎試合2安打!?

 この春も順調に調整を重ねたイチローは3月23日からは出場3試合連続でマルチ安打を放った。

 特筆すべきは1試合3打席しか与えられない中で毎試合2安打を続けたこと。この間9打数6安打、打率.667。

 イチローに手応えを問うと、その答えはクールだった。

「ありますよ。あるけどわざわざ発表しないというだけです」

 それでもこちらが食い下がろうとすると笑い飛ばしてこう言った。

「見て楽しんでいればいいんじゃない。そんなの」

 順調な調整、自身の打撃術への確かな手応えを感じとるには十分な言葉となった。

「それでもバカには野球は向かない」

 最終的にオープン戦の打率は.311。

 '12年以来、5年ぶりとなる3割越えで調整期間を終え、準備期間の成果を示したイチローは孤高のプライドも示した。

「バカには野球は向かないということですね。コンピュータに支配されてバカでも野球ができる環境にはなってきましたけど、それでもバカには野球は向かない。いつの時代もそうですから」

 43歳のシーズン。第4の外野手の立場はいくら結果を残そうともマーリンズでは変わらない。それでも不屈の精神力と孤高の技術で道を切り開くのがイチロー。

 メジャー17年目の戦いが始まった。
2017年03月30日
第89回選抜高等学校野球大会準決勝第1試合(履正社6-4報徳学園、30日、甲子園)履正社は報徳学園との関西勢対決を制し、準優勝した2014年以来3年ぶりの決勝進出を果たした。1点を追う九回に今大会屈指のスラッガー、若林(3年)の適時打などで4点を入れ逆転。今大会ここまで3完投を記録していた竹田(3年)が四回から登板し、6回2失点の好投を見せ逆転勝ちを引き寄せた。

 履正社が執念で勝利をもぎ取った。1点を追う九回、先頭の代打・白滝(2年)が右中間を破る二塁打。犠打と四球で一死一、三塁とすると、溝辺のスクイズで同点とした。なおも四球などで満塁とすると、4番・若林の右前適時打で逆転に成功した。なおも満塁から浜内(2年)の遊ゴロで相手の内野陣が本塁と一塁で併殺を狙ったが、捕手が一塁へ悪送球。その間に2走者が生還し、さらに2点を加えた。

 6-3とした九回は四回から登板の竹田が1点を失い、さらに一死一、三塁のピンチを招きながら、最後は二ゴロ併殺に仕留めて試合を締めた。

履正社・岡田監督「若林はあまり活躍していなかったので、思い切っていけと言った。粘りを出すことができて自信になった。生徒たちが何とか決勝に連れて行ってくれた。勝ちたい。1番と2番は全然違う」

履正社・若林主将(決勝に向けて)「こういう勝ち方をしたことで、チームに勢いがついた。目標の優勝に向け、全力でぶつかっていきたい」

履正社・溝辺二塁手(九回に同点スクイズ)「気持ちで転がそうという思いだった。当たりが弱かったので、これだったらいけると思った」

履正社・西山遊撃手(二回に適時二塁打)「捕られるかなと思ったら伸びてくれた。明日の一戦は命懸けで戦う」

履正社・筒井中堅手(二回に失点につながる失策)「前に止めていたら…。投手に申し訳ない」

報徳学園・永田監督「打球の速さや飛距離が明らかに(相手と)違う中でよう頑張った。勝負に負けたのは監督の責任」

報徳学園・岡本主将「まだまだ力不足。ここ一番でのミスが目立った」

報徳学園・西垣投手(先発で三回途中2失点)「調子が悪いのは分かっていた。強気になれずに逃げる投球をしてしまった」

報徳学園・池上投手(三塁手で先発し、三回のピンチで好救援。6回3失点)「開き直って向かって行けた。(九回は)先頭打者に失投して長打を打たれた」

報徳学園・篠原捕手(九回に併殺を狙って一塁へ悪送球し、2者の生還を許す)「アウトにしたいという気持ちが強くて力んでしまった」
2017年03月28日
WBC期間中にMLB公式サイトが特集、「史上最高ワールドチーム」25人選出

 アメリカの初優勝で幕を閉じた第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。侍ジャパンはそのアメリカに準決勝で敗れ、2大会連続で4強敗退となった。今大会はこれまで以上に各国代表が輝きを放ち、白熱した試合を展開。本大会初出場ながら全勝で1次ラウンドを突破したイスラエルをはじめ、多くのチーム、選手がファンを魅了した。

その大会期間中にMLB公式サイトが「25選手、25か国:野球史上最高のワールドチーム」と題して各国、地域からポジションごとに歴代の最高選手を選出する企画を実施。史上最高のチームを選抜した。

 その中で日本から唯一選出されたのはマーリンズでプレーするイチロー外野手だ。

 メジャーで16シーズンをプレーしたベテラン外野手はマリナーズ時代の渡米1年目でMVPと新人王を同時受賞するなど際立った活躍を見せ、その後、10年連続で200安打以上をマーク。同じく10年連続オールスター出場、ゴールドグラブ賞受賞という偉業を成し遂げた。昨季は史上30人目の3000安打に到達。43歳となった今も現役を続けており、今季メジャー17年目を迎えている。

 そんなベテランは右翼手として「史上最高のワールドチーム」に選出。今回の特集を執筆したMLB公式サイトのコラムニスト、ジョー・ポスナンスキー氏は寸評で「このチームの右翼手候補はたくさんいる。私はルースを愛している……もしくはクレメンテ、ハンク・アーロンを。しかしイチローはMLB史上、ずば抜けて優れた日本人選手だ。そして私は彼を打線のトップに置くことにワクワクしている」と評している。
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イチローの選出で「諦めなければいけない選手」は…

 一方で、「何を諦めなければいけないか:イチローを選択することはヒデキ・マツイ、ユウ・ダルビッシュを諦めることを意味する」と付け加え、ヤンキースでワールドシリーズMVPを獲得するなど活躍した松井秀喜氏やレンジャーズのエース、ダルビッシュ有投手の“落選”を惜しんでいる。

 今回の企画では松井氏やダルビッシュの選外で言及しているように、同じ地域の出身選手を複数選んでおらず、そのため、多くの名手がメンバー落ちしている。

 以下は今回の特集で選出されたメンバー25人(監督を含む)。

○捕手 イバン・ロドリゲス(プエルトリコ)
○一塁手 ジョーイ・ボット(カナダ)
○二塁手 グレン・ハバード(ドイツ)
○遊撃手 ザンダー・ボガーツ(オランダ領・アルバ)
○三塁手 ミゲル・カブレラ(ベネズエラ)
○右翼手 イチロー(日本)
○中翼手 アンドリュー・ジョーンズ(オランダ領・キュラソー)
○左翼手 バリー・ボンズ(米国)
○指名打者 チリ・デービス(ジャマイカ)
○投手
1番手 ペドロ・マルティネス(ドミニカ共和国)
2番手 バート・ブライレブン(オランダ)
3番手 ルイス・ティアント(キューバ)
4番手 フェルナンド・バレンズエラ(メキシコ)
5番手 デニス・マルティネス(ニカラグア)
○控え
内野手 エドガー・レンテリア(コロンビア)
内野手 ホレス・クラーク(米国領・ヴァージン諸島)
外野手 ボビー・トムソン(スコットランド)
外野手 秋信守(韓国)
捕手 ヤン・ゴームズ(ブラジル)
○救援
グラント・バルフォア(オーストラリア)
モー・ドラボウスキー(ポーランド)
ジュリオ・ボネッティ(イタリア)
ボビー・チョーイナード(フィリピン)
○抑え マリアノ・リベラ(パナマ)
○監督 ブルース・ボウチー(フランス)
2017年03月24日
現地時間23日にロシアW杯アジア最終予選が行われ、UAE代表は日本代表に0-2で敗れた。現地メディア『ザ・ナショナル』は、日本が上だったことを認めている。


 同メディアのツイッターには「日本は強すぎた」と記されており、マッチレポートでは先制ゴールを決めたFW久保裕也をマン・オブ・ザ・マッチに選出した。

 記事の中では「日本は強すぎた。あまりに頑丈で、経験があった」と記し、確かな力の差がみられたと指摘。

 前後半の日本のゴールでホームのサポーターが静まりかえったのに対し、日本のサポーターは試合を通して応援を続けていたことが対照的だったとも記事は伝えている。
2016年05月22日
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2016年03月26日
オランダ代表などで活躍したヨハン・クライフ氏が死去した。68歳だった。

クライフ氏は昨年10月、肺がんを患ったことを発表していた。だが、本人は闘病に意欲的で、今年2月には「前半2-0でリードしている」と気丈に話していた。


同氏の公式サイトは、同氏が24日に家族に見守られながら、バルセロナで死去したと伝えた。詳細は伝えず、悲しみに沈む遺族のプライバシーを守ってほしいと記している。

クライフ氏はオランダの名門アヤックスや、バルセロナなどで選手として活躍。引退後は監督としてバルセロナを黄金期に導くなど、サッカー界を力強くけん引していた。
2016年03月15日
プリンスが1994年のステージで使用したラインストーン付きの手錠がオークションに出品されることになった。プリンスが『ザ・モスト・ビューティフル・ガール・イン・ザ・ワールド』のパフォーマンスの際に使用したことで有名なこの手錠が、デモテープやギブソンのギター、手書きの歌詞と共にオークションにかけられるという。

この貴重アイテムの数々はプリンスの元妻マイテ・ガルシアと元マネージャーのオーウェン・ハスニーによってネイト・D・サンダース・オークションへ出品された。今回出品されたギターはプリンスが初期のレコーディング時を通じて使用されたもので、オーウェンによる証明書も付いてくるようだ。入札は6万ドル(約682万円)からとなっており、落札価格の5パーセントはチャリティ団体アウワ・ハウス・LA'sキャンプ・エリン・フォー・グリーヴィング・チルドレンへと寄付されるという。

またプリンスがマイテにプレゼントしたダイヤの婚約指輪も10万ドル(約1140万円)からで出品されており、このアイテムにはハート形の紙に書かれたプリンスの手書きのメッセージも付いてくる。

プリンスファン待望のこのオークションは3月17日開始予定だ。
2016年03月01日
マーリンズのイチロー外野手(42)は、外野守備での声の掛け合いやスライディング練習など試合を想定したメニューをはつらつとこなした。淡々とメニューを消化する姿にボンズ新打撃コーチは「体も変わっていないし、熟練した技術も変わっていない。髪が白くなっただけだ」と目を細めた

 この日は、米男子ゴルフツアー参戦中の松山英樹(24)がマ軍のTシャツとハーフパンツ姿であいさつに訪れ、イチローはフェニックス・オープン(2月4-7日)で米ツアー2勝目を挙げた松山を「おめでとうございます」と祝福した。練習後はチームのサイン会に出席。イチローの前には誰より長い列ができ、人気の高さを証明した。

 翌29日朝(日本時間同深夜)には、ダウンタウンの“浜ちゃんTシャツ”を着て登場。メッセージ第7弾は「シバくぞボケ」。いつも通り、写真を撮りやすいよう舗装されていない道を歩く気配りをみせ、クラブハウスに入っていった。
2016年02月23日
マーリンズのイチロー外野手(42)が21日(日本時間22日)、フロリダ州ジュピターの球団キャンプ施設での自主トレを開始した。
前日はキャンプ地から約130キロ離れた本拠地マーリンズ・パークで行われたファン・フェスタにサプライズで登場し、ファンを喜ばせたイチロー。この日は午後にキャンプ地入りし、元中日で新戦力のチェンやボアら、チームメートや関係者と笑顔であいさつを交わした。

 フィールドではランニングとストレッチの後にキャッチボールと約80メートルの遠投。昨季に続いて球団施設隣りに設置されたコンテナ型ジムで、特殊マシンを使って肉体の鍛練に努めた。

 室内ケージで行った打撃練習は85スイング。バットのサイズは92年のプロ入り以来変わっていないが、今季は色を白木の透明塗りから黒に変えた。メジャー1年目の01~14年まで使用し、シーズン262安打や10年連続200安打など数々のメジャー記録を樹立した同じ色のバットで、あと65本に迫っているメジャー3000本安打を達成する。
2016年02月14日
プレミアリーグは14日、レスター・シティとアーセナルによる上位対決が行われる。首位レスター・シティがマンチェスター・シティを破った前節に続いて、アーセナルという強敵と対戦する。






この対決には、世界中のファンが熱視線を注ぐ。『GOAL』UK版のジム・ナイトもそんな一人だ。子供の頃からの熱狂的なレスターファンなのだ。

レスターの今季の躍進は、現代サッカーにおけるおとぎ話と言ってもいい。その夢のような時間を楽しむ生粋のレスターファンに、愛するクラブと一人のサムライ、そしてアーセナル戦について熱くつづってもらった。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

フィルバート・ストリートで初めて見たレスターの試合が、アーセナルとの対戦だった。ホームで2点のビハインドを背負ったが、そこから試合を振り出しに戻して気合いを見せた。それが90分のことだったが、話はそこで終わらなかった。デニス・ベルカンプがハットトリックを完成させてしまったんだ。元名選手の解説者アラン・ハンセンは、「これまで見た中で最高のハットトリック」だと言っていた。

ところが、レスターもそのまま話を終えるつもりはなかった。何より、ホームのファンがうなり声を挙げてチームの背中を推し続けていた。そして96分、スティーブ・ウォルシュがまたも同点とするゴールを決めた。かの有名なドローゲームの誕生だった。
しびれた。自分のしたいことは、「オレのチーム」の試合を見ることしかなくなった。

それから、レスターを追い続けた。ディビジョンなんて、関係ない。イングランドの3部リーグである、リーグ1まで落ちたこともあった。その間、意気上がることも、ときには心がはりさけそうな時間も同居していた。

近年の出来事なら、チャンピオンシップのプレーオフ準決勝には今でもうなされる。ワトフォード相手のビカレージ・ロードでのアウェーでの一戦だ。2-2だった試合で終了間際、レスターはPKを得た。PKスポットに進み出たのは、アンソニー・ノカートだった。このMFはPKを蹴り、そして外した。直後、反撃を食らって、逆サイドのゴールネットが揺れた。オレの目からは涙があふれ、この記憶は決して消えないだろうと思った。

話したように、レスターとの生活には、良い思い出と悪いそれとが同居している。次のシーズン、レスターはチャンピオンシップで王者になった。文句なしのプレミア復帰だった。

近年のクラブの復活に、タイからやって来た新オーナーは大きな役割を果たしたと思う。今になってみれば、クラウディオ・ラニエリの招へいもその大いなる決断の一つだった。当時はファン――自分自身も含めて――もメディアも、大部分が疑いの目を投げかけていたけれど。

キングパワー・スタジアムにやって来る前から、岡崎慎司はレスター・シティのターゲットとして認識されていた。岡崎がアジアカップに出場している2015年1月から、レスターは獲得を試みていた。実現までは半年待つことになった。だがそれもまた、ナイジェル・ピアソンの下での奇跡的盛り返しにより、プレミアリーグに残留できたからこそ可能なことだった。

29歳のサムライは、先発の地位を確保するまで時間がかかった。だが、この数試合の戦いぶりは、レスターファンを非常に勇気づけている。そのエネルギッシュなプレースタイルは、レスターのプレー哲学に完璧にフィットしている。プレッシングこそがプレーの基盤であり、選手たちには前線からの守備が求められている。

岡崎もゴールを奪っているが、それほど騒がれないのはジェイミー・バーディーとリヤド・マレズがすごすぎるからだ。まだ必ずしも先発に定着しきれていないということは、岡崎にはプレミアリーグに完璧に適応するためにすべきことが残っているということだ。だが、2トップのパートナーをしっかりと見て仕事をして、また学び続ければ、30代に入ろうがまだまだ成長できる。

昨年の1月に大金をはたいて獲得したアンドレイ・クラマリッチをレンタルに出したのは、ラニエリ監督からの岡崎への信頼の証だ。バーディーやマレズ、ヌゴロ・カンテやダニー・ドリンクウォーターのような「替えの効かない」選手だとは言えないかもしれない。だが、間違いなく「価値ある選手」とファンにはみられている。

もしレスターが優勝したら、街はとんでもない騒ぎになるだろう。歴史的には地域のライバル、ノッティンガム・フォレストの影に隠れる時間の方が長かったチームだ。トップクラブに拾われなかった選手たちでリーグ制覇したならば、信じられないような成果だと言っていい。来季のヨーロッパの大会に出場できるトップ4で終わることだけでも、クラブ史上最高のシーズンになったと言うことができる。

奇跡の旅路は、まだ続いている。マンチェスター・シティを打ち破って、次はアーセナルとの対戦だ。今季唯一、レスターにホームで土をつけたプレミアクラブだ。

アーセナル戦は、哲学のぶつかり合いでもある。アーセナルはプレミアリーグの中でも、特にボールポゼッションをチームの重要な基盤とする。レスターは現在、イングランドで最も効果的なカウンターを繰り出すチームだ。レスターとすれば、相手がボールを保持を試みようとするのは「どうぞ、どうぞ」という好都合な話。果敢なプレスでボールを奪い、素早く攻撃に切り替えて裏を突ける。

我が初恋のレスターが、こんなシーズンを迎えるなんて、想像もできなかった。トップクラブとの資金力の差は、大きな溝となって横たわっているのに…。

たとえタイトル獲得が高すぎる目標だったと思い知らされることになったとしても、世界中のレスターファンはクラブを誇りに思い続けるだろう。チームに投げかけられた疑いの声を黙らせ、そのプレースタイルで中立的なサッカーファンを引き付けた。

オレたちはレスターだ。恐れなんて、みじんもない。プレミアリーグ制覇だって、きっと不可能じゃない。
2016年01月31日
第88回センバツ高校野球の選考会が29日、大阪市内で行われ、21世紀枠で小豆島高校が選出された。小豆島勢としては春夏通して初めての甲子園出場。過疎化が進む人口3万人の離島に届いた“春の吉報”に杉吉監督は「本当にいろんな方から支えていただいたおかげです」と語った。






 午後3時、大会本部から電話で決定の一報を受けた岩沢校長は「ありがとうございます。よろしくお願いします」と返答。すぐさま北海道への修学旅行から帰路についていた2年生部員に同行する教師に「センバツ出場が決まりました。2年生部員に伝えてあげてください」と連絡した。

 その後、体育館で部員に報告。杉吉監督が「決まったぞ~!!」と絶叫すると、駆けつけた島民から歓喜の声が沸き上がった。

 小豆島は部員17人で甲子園に乗り込むことになり、18人の登録メンバー枠未満で出場するのは13年のいわき海星以来となる。杉吉監督は丸亀時代に春夏連続で甲子園に出場した経験があるが「とにかく自分を見失わないように。それで僕も失敗した。車いすの人が立ち上がるくらい元気になるように、全力でプレーする姿を見てもらいたい」と笑顔で語った。
2016年01月19日
米プロバスケットボール協会(NBA)を代表するスター選手、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)とゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のステフェン・カリー(Stephen Curry)は18日、リオデジャネイロ五輪の米国代表候補30選手に名を連ね、最終的に12人に絞られる代表選出を目指すことになった。






 昨季のNBA覇者ウォリアーズからは、カリーのほかにクレイ・トンプソン(Klay Thompson)、ドレイモンド・グリーン(Draymond Green)、ハリソン・バーンズ(Harrison Barnes)、アンドレ・イグダーラ(Andre Iguodala)の5人が候補入りした。

 一方、五輪で通算3個のメダルを手にしているジェームズは、8月に開催されるリオ五輪で4度目の出場を目指すことになる。

 2005年から男子代表チームのマネージングディレクターを務めるUSAバスケットボールのジェリー・コランジェロ(Jerry Colangelo)会長は、「2016年の五輪に出場する正式な登録選手12人を選出するのは、非常に厳しいプロセスになることは明らかだ」とコメントした。

「過去の米国代表チームがそうであったように、今回も米国を代表する最高のチームを選出することを目指す」

「代表チームのプログラムに参加する選手層の厚さには目を見張るものがある。2016年の五輪で連覇を果たすことは簡単ではないが、驚異的なバスケットボールの能力やあらゆる才能を持今回の候補30人は、ウォリアーズの5人、キャバリアーズとロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)の3人ずつを筆頭に、NBAの計17チームから選出されている。

 今季限りでの引退を表明しているロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のコービー・ブライアント(Kobe Bryant)は先日、後進に道を譲りたいとして正式に候補入りを辞退した。
つ30人の候補をみる限り、われわれには自信がある」

2015年12月26日
フィギュアスケート・全日本選手権第1日(25日・北海道真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)――来春の世界選手権の代表選考を兼ねて開幕。
男子ショートプログラム(SP)は、世界歴代最高得点を持ち、大会4連覇を目指す羽生結弦(ANA)が、102・63点で首位発進した。

昨年2位で、今季グランプリ(GP)ファイナルで3位に入った宇野昌磨(しょうま)(愛知・中京大中京高)が、97・94点で2位。無良崇人(洋菓子のヒロタ)が93・26点の3位。村上大介(陽進堂)が83・49点の4位。昨年3位の小塚崇彦(トヨタ自動車)が78・19点の5位。
2015年12月21日
20日、クラブ・ワールドカップ(W杯)決勝が行われ、欧州王者バルセロナが南米王者リバープレートに3-0で勝利、クラブ世界一に輝いた。






バルセロナは体調が心配されていたメッシが先発。ネイマールも今大会初出場し、好調のスアレスとともに看板のMSNが並び立った。

リバープレートは激しさを前面に出して、バルセロナにペースをつかませまいとする。長いパスを使って、バルセロナの高い最終ラインの裏を狙った。

だがバルセロナは徐々にリズムをつかみ、相手をいなしながらこちらも長いパスを効果的に使って隙を突こうとした。

36分、均衡が破れた。バルセロナの2つの加速が先制点につながった。相手陣右サイドでボールを奪ったネイマールが、2人を置き去りにして縫って前へ出る。エリア手前でボールを受けたメッシもドリブルで前へと出て敵を引きつけ右へ展開。D・アウベスのクロスをゴール前でネイマールが折り返すと、メッシがうまくDFの間を抜いてゴールを決めた。

リバープレートは後半開始から2人を交代するが、流れはバルセロナのまま。すると49分には点差が広がる。中盤中央からイニエスタが長いパスを放つと、右サイドから走り込んだスアレスがスピードに乗ってゴールに迫る。エリア内からの一撃がしっかりゴールネットを揺らした。

メッシはボールを取られることなく、パスをつなぎ、自らもゴールへと迫り、チャンスをつくっていく。ネイマールも自在のプレーを見せ続ける。
リバープレートは56分に最後のカードを切るも、バルセロナに傾いた流れを止められない。68分には、左サイドで受けてネイマールが柔らかくクロス。走り込んだスアレスが、自身今大会2試合で5点目となるゴールを決めた。

ともにGKにわずかに弾かれたが、77分にアラリオが放ったヘディング、83分のポストを叩いたマルティネスのミドルシュートと惜しい一撃もあったリバープレート。だが、ゴールを割ることはできない。

試合の流れを渡さなかったバルセロナが、強さを見せつけて3点差のまま勝利。新たなタイトルを手にした。
2015年12月13日
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは12日、スペインのバルセロナで最終日が行われ、男子でショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(ANA)が、フリーで自身の持つ歴代最高得点(216・07点)を更新する219・48点をマーク、合計330・43点でも自身の世界最高得点(322・40点)を塗り替える圧倒的な内容で、男子初の3連覇を飾った





SP4位の宇野昌磨(愛知・中京大中高)はフリーも4位となり合計276・79点の3位。SP5位の村上大介(陽進堂)はフリー6位にとどまり、合計235・49点の6位だった。
2015年12月05日
前田健太投手のポスティングによる米移籍容認を発表した広島・鈴木清明球団本部長の会見要旨は以下の通りだった。






   ◇  ◇

 「先月末、前田健太投手から、メジャーリーグに挑戦したい、という思いを聞き、(松田)オーナーと今後について相談してまいりました。来年に向けてのチーム編成や、前田選手の今年の活躍、これまでの貢献、さらには来年以降の選手の権利や、ポスティング制度の環境、もちろんファンの皆様の思いなど、さまざまな要素を総合的に検討いたしました。

 その結果、今年、ポスティングにより、メジャー移籍を試みることが、前田選手にとっても、球団にとっても一番よいタイミングだと判断しました。従いまして、これからポスティングの準備を進めてまいります。ファンの皆様にとっては、とてもさみしい方向性となりますが、前田選手のメジャー移籍が実現した時には、一緒に前田選手の移籍を応援していただきたいと思います」

 -容認を決めた一番の理由は。

 「昨年ですね。3つ挙げました。チーム状況、球団、選手の状況。その中で前田選手はとても活躍して、成績を残している。来年以降、彼は(国内)FA権を取るわけですが、今年が7年と137日。あと8日間あればFAの年なんですね。取ってませんけど、彼の思いをより重く受け止めています」

 -本人に球団の意向は伝えた?

 「昨日、伝えております。監督にも事前には伝えております。いなくなることで戦力的には痛いが、これを危機感と思って来年に向かって欲しいという話はしました」

 -今後は?

 「これから手続きの書類を整えて、来週には実際のアクションを起こしていきたいと思います」

 -残った選手には。

 「これから移籍の手続きを始めるので、実現した際には今まで中心としてやってくれた選手がいなくなる。これを危機と思って、自分たちが柱となる意欲を持って、来年に臨んでもらいたい」
-今後の補強は?

 「補強というのは、いい選手がいれば補強に向かうが、そう簡単に代わる選手がいるわけじゃない。外国人含めての補強になる。それは準備したい」

 -送り出すかもしれない立場として、どうなってほしいのか。

 「過去にも、球団メジャーを目指した選手がいる。同じように、挑戦するのであれば成功して欲しいと思う。成功が我々球団にとっても、そういう選手を育てた球団だと、誇りを持って言えるのではないかと思います」

 -譲渡金の設定は。

 「これはいま、申し上げるわけにはいかないです」
2015年12月05日
元アルゼンチン代表のエルナン・クレスポ氏が、世界のストライカーたちを格付けした。この世には、「人間界」と「超人界」があるようで…。






クレスポ氏が活躍したセリエAでは現在、ナポリFWゴンサロ・イグアインが好調だ。だが、かつての名ストライカーは、イグアインの活躍を喜びながらも、世界最高レベルよりはワンランク下がると考えているようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で語った。

クレスポは、イグアイン、ルイス・スアレス(バルセロナ)、ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)の3人が“人間界のトップ”であると表現。“超人”の部類であるリオネル・メッシ(バルセロナ)、クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリー)、ズラタン・イブラヒモビッチ(パリ・サンジェルマン)を除いての話だ。

“人間界のトップ3”では、L・スアレスがトップにいる。

「私としては、スアレスがトップだ。より完成されている。アヤックス、リヴァプール、そして今はバルセロナで、いつも非常に高いアベレージを残してきた。そしてバルセロナのような宇宙人のクラブに行っても適応している。メッシとネイマールといった怪物がいる中でも、問題なくやっているんだ。アヤックスでもリヴァプールでも、やっていることは同じだった。いつもベストを尽くしてきたね」

イグアインについては、こう話している。
「すごく良いね。インテル戦は彼だけで勝ったようなものだ。2点目はとんでもなかったよ。でも、あとの2人の域には、まだ達していない。今の彼は、セリエAで最も強く、最も決定的な選手だね。でも、みんな分かっているとおり、セリエAはヨーロッパ最強リーグじゃないんだ…」

昨シーズンのセリエA得点王であるインテルのマウロ・イカルディにも触れた。

「彼はフィニッシャーとしての力を示しているけど、もっとチームプレーを学ばなければいけない。(監督のロベルト・)マンチーニの要求をもっと理解しなければいけないよ」

クレスポ氏は現在、セリエBのモデナで監督を務めている。
2015年12月02日
又吉は「自分が書いた『火花』を、多くの人に読んでいただけて嬉しい一年になりました。ありがとうございます。お礼を述べたそばから、『まだ言うんか?』と怒られるかもしれませんが、『火花』読んでください」と年間1位の喜びを語ると同時にちゃっかりセールスをするコメントを寄せた。 「火花」は3月に単行本が発売されて以来、重版を重ね、芥川賞受賞を機に大きく部数を伸ばした。発行元の文藝春秋社によると、累計発行部数240万部(21刷)。電子書籍は13万ダウンロードを超えた。

 「火花」の執筆前から読書家として知られた又吉は、本の良さを力説してきた。芥川賞を受賞してからも、「自分の作品をきっかけに本を読んでください」と呼びかけていただけに、「『大人』とか『子供』とか、『本好き』とか『本嫌い』とか読者を特定せず、いろいろな方に自由に読んでいただきたいです」と呼びかけた。最後に、「『しつこい』と怒られるかもしれませんが、『火花』読んでください」と念入りにPRしていた。
2015年11月22日
日本と台湾で初開催となった野球の国際大会「プレミア12」が閉幕。決勝で米国に8-0と圧勝した韓国が初代王者に輝いた。準優勝は米国、日本は3位決定戦でメキシコを11-1で破り、3位となった。






 MVPは韓国のキム・ヒョンスが受賞。日本選手ではベストナインの先発投手部門で大谷、一塁手部門で中田が選ばれた。大谷は最優秀防御率(0・00)、中田は打点王(15打点)も獲得した。最高守備部門では坂本が選出された。

 各表彰選手は次の通り。

 【ベストナイン】

 先発 大谷(日本)

 救援 モルケン(カナダ)

 捕手 ソーサ(メキシコ)
一塁 中田(日本)

 二塁 フレージャー(米国)

 三塁 ファン・ジェギュン(韓国)

 遊撃 ダール(オランダ)

 外野 オデュベル(オランダ)、マクブライド(米国)、キム・ヒョンス(韓国)

 指名打者 イ・デホ(韓国)

 【首位打者】

 マクブライド(米国)

 【本塁打王】

 林智勝(台湾)

 【打点王】

 中田(日本)

 【盗塁王】

 オデュベル(オランダ)

 【最多得点】

 オニール(カナダ)

 【最高守備】

 坂本(日本)

 【最優秀防御率】

 大谷(日本)

 【最高勝率】

 ラルー(カナダ)

 ※準決勝までの成績で決定
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