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2018年05月21日
中日松坂大輔投手(37)の打撃へのこだわりは半端じゃない。
20日の阪神戦で、中日移籍後初安打を放ったかと思えば続けざまに2安打目。ともに快打だった。プロ20年目で初のマルチ安打。ようやく得意の打撃で結果を出し、喜んだ。手にしていたバットのグリップエンドには「G6」と刻印されていた。

 昨年、深刻な右肩痛で引退まで考えていた男は、シーズン当初からまったく別のことで悩んでいた。「ヒットが打てないんです…」。ひまがあればバットを握って打撃練習。球団関係者や各用具メーカーにも悩みを打ち明け「とにかくヒットを打てるバットがほしい」とお願いしている。復活の1勝目は4月30日(DeNA戦)だったが、0勝よりも「0安打」の事実が、腹に据えかねていた。

 知る限りのつてを使ってバットを収集。エンゼルス大谷にはじまり、ソフトバンク中村晃、川島、阪神福留、そしてマリナーズ・イチロー。この日のプロ初安打は巨人坂本勇から先日譲り受けたものを初めて使った。「振りやすかった」そうだ。感触のいいモデルを元に微調整してメーカーに発注もしている。ここまでする投手はセ界広しと言えども、いないだろう。バットだけでなく手袋、レガースや肘当てなどにもこだわっている。

 横浜高校でエース&4番打者として甲子園を春夏連覇。松坂の打撃センスはよく知られているが、中日入り後は投球以上に打撃に関して驚かされることが多い。DH制のないセ・リーグ。「バット」が眠っていた松坂のプレーヤーとしての奥底を刺激して、復活の一助になっていると感じる
2018年05月14日
【日本代表のジョーカー】

 週末は地元・東京都八王子市の松が谷FCでプレーし、平日には東京ヴェルディのスクールに通う。それでも満足できなかったのだろう。中島翔哉(23)は、同市立別所小学校の3年生に進級した2003年、ドリブルや1対1での突破など、個人技術を徹底して磨くクーバー・コーチング・サッカースクールの日野校に通い始めた。

 同校のスクールマスターとして指導した三澤英司コーチ(43)は当時の中島を、人気サッカー漫画の主人公に例える。

 「ボールさえあれば楽しいという感じで。休憩の間もボールを触り続けているので、ボールを取り上げないと休まなかった。ボールがトモダチという点で、まさに“リアル・キャプテン翼”でしたね。寝るときも枕元にボールを置き、ボールを蹴りながら通学していたので、先生から『危ないからダメ』と怒られたとか。本当に漫画みたいな子供でした」

 優しさも持ち合わせていた。クーバー・コーチングは子供たちをレベル分けせず、上級者も初心者も、男の子も女の子も同じクラスで学ぶ。

 「相手のゴール前までドリブルで全員を抜いた後、味方の女の子へ優しいパスを出してゴールを決めさせる。女の子に限らず、みんな喜びますよ。自分からアクションを起こすプレーが好きですけど、仲間もすごく大切にするから、翔哉は周りから愛されるんです」

 逆のパターンが、プロになってからあった。16年6月29日に行われた、U-23南アフリカ代表との国際親善試合の前半37分。スルーパスに抜け出し、相手GKと1対1になったMF大島僚太(川崎F)はシュートを打たず、左側をフォローしてきた中島への横パスを選択した理由をこう明かしている。

 「翔哉君と一緒にリオへ行きたかったので」

 右膝を痛めていた中島は、この南ア戦で約2カ月ぶりに実戦復帰。リオ五輪代表入りを、大島のアシストから決めた同点ゴールで手繰り寄せた。

 「そういう仲間は、自分にとってすごく大切だと思います」と大島へ感謝する中島は今、ポルトガルの地で言葉も文化も異なる外国人選手たちからもかわいがられている
2018年05月04日
米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手(23)が2日(日本時間3日)、ア・リーグで4月の月間最優秀新人に選ばれた。米大リーグ機構(MLB)が発表した。

 開幕から4月末までに12試合に出場し、打率3割4分1厘、4本塁打を放ち、投手としても4試合で2勝1敗、26奪三振、防御率4.43と活躍した。
日本選手の選出は2012年4月のダルビッシュ有(当時レンジャーズ)以来で6人目。過去にはイチロー(マリナーズ)、石井一久(当時ドジャース)、松井秀喜(同ヤンキース)、岡島秀樹(同レッドソックス)も選ばれている。

 大谷は「選ばれて光栄です。チームメートの協力と球団のサポートがなくては出来ませんでした」とコメントを発表した。
2018年04月08日
■リーガMX後期第14節 プエブラ 2-6 パチューカ

得点者 プエブラ:チュマセロ(64分)、カバリーニ(72分) パチューカ:本田圭佑(23分、50分)、パラシオス(38分、47分、66分、90分)

現地時間6日、リーガMX後期第14節プエブラvsパチューカの一戦が行われた。この試合で本田圭佑は先発出場を果たしている。

試合は序盤からホームのプエブラがパチューカゴールを脅かす展開が続き、開始10分で5度CKのチャンスを得るも、ネットを揺らすことができず。
すると前半23分、均衡を破ったのは本田の左足だった。エリック・アギーレが左サイドを縦に抜け、ニアサイドに飛び込んだ本田圭佑へラストパス。本田は左足でトラップすると、ワンステップで左足のシュートを放ち、先制ゴールを決めた。

38分にはカウンターの場面でアンヘル・サガルがスルーパスを放ち、セバスティアン・パラシオスが冷静に右足で枠内に蹴り込み、リードを2点に広げた。試合はこのまま前半終了となった。

後半に入り立ち上がりの47分、パラシオスがこの日2得点目を決めてリードを3点に広げると、50分には本田が左足でミドルを豪快に決め、4-0となった。

4点ビハインドとなったプエブラは、64分にアレハンドロ・チュマセロが豪快なミドルで1点を返す。その2分後、味方の競り合ったボールを拾ったパチューカのパラシオスが個人技でシュートに持ち込み、再びリードを4点に広げた。パラシオスはこれでハットトリックを記録している。

ホームのプエブラは72分、ルーカス・カバリーニがヘディングでネットを揺らし、これでスコアは5-2となった。

その後カバリーニの退場で数的不利となったプエブラは反撃の糸口がなかなかつかめず。90分にはパチューカがカウンターを仕掛け、パラシオスが右足でこの試合4ゴール目を決め6-2に。試合はこのままフルタイムを迎え、パチューカは敵地で勝ち点3を獲得している。

この結果、リーグ戦では2月24日のレオン戦以来、5試合ぶりに勝利したパチューカは勝ち点を18に伸ばした。2ゴールを決めた本田は後期リーグのゴール数を6としている。
2018年04月04日
大谷の活躍で沸くMLB、元祖超特急
ライアンエキスプレス・ノーラン・ライアン テキサスレンジャース 実使用直筆サイン入りユニフォーム入荷予定です
2018年04月02日
◆明治安田生命J2リーグ戦第7節 横浜C―金沢(1日・ニッパツ三ツ沢球技場)

 元日本代表FW三浦知良(51)が金沢戦の後半29分から途中出場した。

 3月11日の愛媛戦(ニッパツ)以来4戦ぶりとなる出場で、J2最年長出場記録を51歳1か月6日に更新した。
2018年03月20日
日本サッカー協会は19日、都内のJFAハウスで国際親善試合・ガーナ戦(4月1日、トラスタ)、19年フランスW杯予選を兼ねたアジア杯(4月6~20日、ヨルダン)に臨む「なでしこジャパン」23人を発表。FW川澄奈穂美(32)=シアトル・レイン=が高倉麻子監督(49)就任後、初めて招集された。

 出場権を逃したリオ五輪最終予選の16年3月以来、2年ぶりの代表復帰。高倉監督は「ずっと注目して追いかけていた。経験、勝負強さを持っていて、縦への突破に期待している。チームを精神的にも引き締めてほしい」と、アジア杯連覇に向けベテランの招集に踏み切った。1次リーグ2位以内で準決勝に進むか、各組3位による5位決定戦に勝つとW杯出場権を獲得する。
2018年03月08日
偉大な名手がズラリ


2000年に入ってからは様々なタイプのGKが出てきた。近年では足下の技術に優れる選手、エリア外まで広範囲をカバーできる機動力を持つ選手も増えてきたが、現段階で21世紀最高のGKは誰なのだろうか。英『FourFourTwo』がトップ10を作成している。


10位:ウーゴ・ロリス(トッテナム)


派手な選手ではないが、今もフランス代表のゴールマウスを守る優秀なシュートストッパーだ。ゴール前での反応速度で勝負するタイプの選手で、その堅実さは高い評価を受ける。


9位:ジュリオ・セーザル(フラメンゴ)


38歳のベテランGKは主にインテルとブラジル代表で活躍した。特にジョゼ・モウリーニョ率いるインテルでは不動の守護神を務め、3冠を経験。PKにも強く、ロリスと同じく反射神経に優れた選手だ。


8位:ダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)


今季何度もチームを救うビッグセーブを披露し、足下の技術も高いデ・ヘアは現代でもトップクラスの評価を得る選手だ。弱点も少なく、デ・ヘアがいなければマンUの失点はもっと増えていたことだろう。


7位:ビクトール・バルデス(引退)


GKにもパス精度が必要との認識を世界に植え付けた選手と言える。ジョゼップ・グアルディオラの哲学に最も合ったGKで、バルセロナでのタイトル獲得数だけを見ても偉大だ。スペイン代表では残念ながら正守護神になれなかったが、21世紀を代表する名手なのは間違いない。


6位:オリバー・カーン(引退)


現在のサッカー界でカーンのようなGKは少なくなってしまった。ゴール前から鬼の形相で味方を鼓舞し、何事も恐れぬ強靭なメンタリティを誇っていた。カリスマ性もあり、GKながらゲームの主役になれる強烈な個性を持った選手だ。


5位:マヌエル・ノイアー(バイエルン)


そのカーンをも上回る評価をドイツで確立しつつあるのがノイアーだ。チャンピオンズリーグ、ワールドカップの両方を制した経験があり、現役選手の中では最も欠点が少ないパーフェクトGKだ。5位との評価はやや低いようにも思える。


4位:ペトル・チェフ(アーセナル)


チェフがノイアーより上なのかと思った人もいるだろうが、同メディアはチェフがチェルシーにやってきた2004年からの2年間は世界で最もゴールを奪うことが難しいGKだったと評している。今でこそアーセナルで批判を受けることもあるが、第一次モウリーニョ政権時のチェフが信じられないレベルにあったのは間違いない。


3位:エドウィン・ファン・デル・サール(引退)


アヤックス、マンチェスター・ユナイテッドで数多くのタイトルを獲得したファン・デル・サールは、同メディアからキャリアを通しての抜群の安定感を高く評価されている。ファン・デル・サールは40歳までプレイしたが、引退の時までトップレベルを維持していた。


2位:イケル・カシージャス(ポルト)


圧倒的なリーダーシップ、セービング能力、勝負強さと、これほど頼れるGKも少ない。高精度なフィードや広範囲をカバーするスピードは持ち合わせていないが、シュートへの反応速度はトップクラスにある。185㎝とGKにしては上背がない方だが、それでも世界最高のGKの1人との評価を確立していたところに抜群のセンスを感じさせる。


1位:ジャンルイジ・ブッフォン(ユヴェントス)


そうとなれば1位は生ける伝説ブッフォンだ。ブッフォンはサッカー界史上最高のGKではないかとの声もあるほどで、21世紀No.1の評価では不十分なのかもしれない。ここ最近はややパフォーマンスが乱れていると指摘されることもあるが、その存在感は絶大だ。CL制覇の経験がないことだけが悔やまれるポイントだが、まだ今季もチャンスは残っている。



ややベテラン選手が重視されたところはあるものの、今回のトップ10はこのような結果となっている。所属したチームなどによっても違いはあるためNo.1を決めるのは難しいが、やはり上位3人は特別な存在なのだろう。
2018年02月27日
◆練習試合 中日9―3韓国ハンファ=特別ルール=(26日・北谷)

 ソフトバンクを退団して中日にテスト入団した松坂大輔投手(37)が移籍後、実戦初登板を果たした。

 2番手として3回に登場。球場MCが「ピッチャー、ジーに代わりまして、松坂ぁ~ダイスケ~!」とコールすると2000人の観衆から拍手が湧き起こった。先頭の鄭範模を外角低めのボールゾーンに逃げるスライダーで空振り三振に仕留めると、続く河周錫は、この日の最速タイの143キロの直球を外角低めに決めて見逃し三振。さらに李容圭も143キロの直球で遊飛に打ち取った。

 ソフトバンク時代の昨年3月25日、広島とのオープン戦(ヤフオクD)以来、松坂が338日ぶりの実戦マウンドで、1イニング3者凡退という最高の結果を見せた背番号99に聞いた。

 ―11か月ぶりマウンド。

 「この時期、試合で普通に投げられて良かった」

 ―コールに球場が沸いた。

 「はっはっは。やっぱりうれしいですね」

 ―留意した点は。

 「四球を出すと投手コーチが(罰として)走らされるらしい。四球を出すくらいなら打たれようと思いました(笑い)」

 ―最速は143キロ。

 「ふっふっふ。全然気にしてないです。でも良かったです。BP(21日のフリー打撃登板=141キロ)の時より上がってて。正直(球速は)分かんないですね、自分では。しっかり狙ったところに投げられたのが大きかった」

 ―先頭打者をスライダーで空振り三振。

 「ストライクゾーンからボールに逃げるスライダーを投げたかった。スライダーに関してはブルペンから良かった。(この日の出来なら)どんなカウントでもストライクが取れたんじゃないかと思います。これを維持できれば」

 ―2人目は直球で見逃し三振。

 「見逃し三振の球に関してはコースも(外角低めで)完璧だった。ああいうのが試合の中で何球も出ればいい。良かったと思います」

 ―今キャンプで最多の投げ込みは99球。昨年2月のキャンプでは1日に239球投げたことも。

 「前と同じ調整をする必要はない。今は『これくらいやっておけば大丈夫』というのが分かっているつもり。この時期に試合で投げられたというのが大きいんじゃないですか。究極はキャッチボールでしっかり投げられれば、試合でも投げられると思ってます」

 (報道陣のどよめきに)

 「『究極は』ですよ(笑い)。そこまでいってないですよ。でもそこまで持っていければいい」

 ―今後、長いイニングを投げるスタミナはどのようにつけるのか。

 「オープン戦で投げていく中で何か考えが出てくるかも」

 ―今後はドーム球場でのみ登板する予定か。

 「天候に左右されないところで(投げろ)と言われていますが、まだはっきりしていない。言われたところで準備するだけ」

 ―調整はプラン通りか。

 「思った通りやれたかというと、そうじゃないですが、状態が徐々に上がっていく感覚はあった。このままでいいのかな」

 (球団広報から最後の質問にしてくださいの声)

 ―改善すべき球種は。

 「きょうに関してはシュートとチェンジアップを、もう少しストライクゾーンの中でコントロールできればよかった」

 ―この手応えは何年ぶりに感じるものか。

 「(小さな声で)さっき最後って言ったのに(笑い)」

 ―心の声がダダ漏れだ(笑い)。

 「久しぶりだとかは思ってない。(メジャーから)戻ってきた3年間は、まともにキャンプを過ごしてないと思っているので」
2018年02月17日
ダルビッシュがカブスと契約を結んだ。ようやく、という印象だが、落ち着くべきところに落ち着いた感がある。契約条件は6年総額1億2600万ドル。オプションまでふくめると、上限は1億5000万ドルになるが、これは6年の間にサイ・ヤング賞を複数回獲得した場合だから、そう簡単には届かない。

 競合相手ドジャースの出した条件は、6年1億ドルだったのではないかと囁かれている。ツインズやブルワーズは5年止まりの条件しか提示できなかった。ヤンキースは贅沢税回避のため、最終的には争奪戦に加わらなかったようだ。

 となると、ジェイク・アリエータを失い、ジョン・レスターにやや衰えの見られるカブスが攻めの姿勢を見せても不思議ではない。しかもかなり真剣に。

適正価格より2割引きになった?

 ただ、金額は抑えられた。2015年1月、FAのマックス・シャーザーは、ナショナルズと7年総額2億1000万ドルで契約した。'15年12月、デヴィッド・プライス(FA)は、レッドソックスと7年総額2億1700万ドルで契約した。同じころ、ザック・グリンキー(FA)も、ダイヤモンドバックスと6年総額2億600万ドルで契約を結んでいる。

 彼らに比べると、ダルビッシュの契約総額は高くない。FAの投手で金額の似たケースを探すと、ジョーダン・ジマーマン(5年総額1億1000万ドルでタイガースと契約)、ジョニー・クエト(6年総額1億3000万ドルでジャイアンツと契約)、バリー・ジート(7年総額1億2600万ドルでジャイアンツと契約)の名が浮かぶ。ダルビッシュの価値は、彼らに比べてもう少し上と思うが、買い手側の財布の紐が固い限り、またワールドシリーズでの惨劇が人々の記憶に残っている限り、適正価格よりも2割引きになってしまうのは仕方のないところだろう。

カブスの強さはしばらく続きそう。

 では、ダルビッシュが加わるカブスの戦力はどうなのか。

 ご承知のとおり、2016年のカブスはヤギの呪いを打ち破り、108年ぶりにワールドシリーズを制覇した。ナ・リーグ中地区では2年連続で優勝しているし、ジョー・マドンが監督に就任してからの3年間を振り返ると、最低でも92勝をあげている。この安定期は、もうしばらくつづくはずだ。'17年こそ、エース級のジェイク・アリエータをFAで失ったものの、他の主力選手は大半が残っている。近い将来では、'20年末に先発4本柱のひとりカイル・ヘンドリクスがFA資格を得るくらいか。

 ただ、昨'17年のカブスは、攻撃面で迫力を欠いた。スタッツを見ると、出塁率(3割3分8厘=大リーグ全体で4位)や長打率(4割3分7厘=大リーグ7位)は悪くないのだが、安打数(1402本=大リーグ16位)と盗塁数(62個=大リーグ24位)が少ない。

 3割打者が皆無だったことも一因だが、カイル・シュワーバーやジェイソン・ヘイワードの打率が危惧していた以上に低かった。クリス・ブライアント、アンソニー・リゾといった主軸はまずまずの数字を残しているのだから、あとはハビエル・バエスやアディソン・ラッセルといった若手の奮起を促したいところだ。

先発ではダルビッシュがエース格。

 先発陣では、ダルビッシュがエース格となる。ネームヴァリューではレスターだが、今季の彼は3番手以降に下がる可能性が高い。2番手はむしろ、左腕のホゼ・キンターナが有力だ。ヘンドリクスとレスターが3番手を争うことになるだろうが、マドン監督がレスターのプライドに配慮した起用法を見せる可能性はある。5番手は、タイラー・チャトウッド。6人でまわすのならマイク・モンゴメリーも入ってくるか。

 こう見てくると、万全とはいえぬものの、地区優勝を争う力はカブスに十分備わっている。ブルワーズ(クリスチャン・イェリッチやロレンゾ・ケイン)とカーディナルス(マルセル・オスーナとトミー・ファム)の外野陣は、ともにカブスの外野陣より強力だが、アンドルー・マカッチェンやゲリット・コールの抜けたパイレーツは明らかに弱体化した。

大リーグ全体で投手部門13位という評価。

 そんな状況下でダルビッシュに求められるのは、故障の再発を避けて年間180イニングス前後を投げ抜くことだろう。もうひとつは、ワールドシリーズで体験した悪夢が蘇らぬよう、セットポジション時の癖を修正して打者に球種を見抜かれないようにすること。このふたつを満たせば、カブスはレギュラー・シーズンを勝ち抜き、ドジャースやナショナルズとリーグ優勝を争うところまで行くだろう。

 そういえば、2月初めに発表された「ファンタジー・リーグ」のランキングを見ると、ダルビッシュは投手部門で13位に入っていた。これは、ジャスティン・ヴァーランダーの少し下で、グリンキーの少し上だ。日本人投手では、田中将大が23位、大谷翔平が39位、前田健太が68位にランクされている(順位は今後も変動する)。

 マウンド上の姿を見る限り、ダルビッシュは類い稀な潜在能力をまだ熟成させていない。さらに時間を味方につけ、スケールの大きな投手への道を歩んでもらいたいものだ。
2018年01月28日
中日にテスト入団した松坂大輔投手(37)=ソフトバンク=が28日、キャンプ地の沖縄・北谷町で行われている選手会の先乗り合同自主トレに合流。練習前から、早速ファンへ神対応ぶりをみせつけた。

 ウォーミングアップ前の移動中、サインを求められると笑顔で快く応じた。三重・伊勢市から駆けつけた28歳の男性ファンは「中日ドラゴンズ #99」と書かれたサインを抱きしめて「こんなすごい人にサインをもらうのは初めて。岩瀬さん、山本昌さんにももらったことがあるけど、オーラが違う」と夢見心地。

 また、那覇市の55歳の女性が握手を求めると、両手で包むように握り返された。「高校時代からのファンだけど、実物を見るのも初めて。それが握手までしてくれるなんて。手が熱く、燃えている感じがした。もう手を洗えない」と卒倒しそうな勢いだった。

 23日にナゴヤ球場で行われた入団テストは非公開。25日の自主トレ(ナゴヤ)も雪でナゴヤ球場の客席が閉鎖された。そのため、公の場で「中日・松坂」がお披露目されたのは、この日が初めてだった。
2018年01月16日
米大リーグ、ドジャースからフリーエージェントとなっているダルビッシュ有投手(31)が先週ド軍の関係者と会ったと、古巣レンジャーズが本拠地とするテキサス州の地元紙、「フォートワース・スターテレグラム」のジェフ・ウィルソン記者が自身のツイッターでつぶやいた。ダルビッシュはこれをリツイートも、コメントはしなかった。

 ダルビッシュは11日(同12日)に「レンジャーズ、ヤンキース、カブス、アストロズ、ツインズが候補」とした米記者のツイートに「もう1球団ある」と反応。その6球団目がドジャース残留を指す可能性がある。

 13日(同14日)にアストロズはパイレーツの先発右腕、コールを獲得。同投手の獲得を目指していたヤンキースがダルビッシュとの交渉に移る可能性も指摘されている。
2018年01月07日

プロ野球東北楽天元監督の星野仙一氏の死去が伝えられた6日、東北の各界には哀悼の意とともに、東日本大震災の被災地を感動で包んだ2013年の日本一の実績を改めてかみしめる声が広がった。
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 「東北に夢と感動を与えてくれた。(日本一の)優勝パレードの際、『沿道のファンからありがとうと言われた時、ぐっとこみ上げるものがあった』との言葉が何よりの思い出だ」
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 東北楽天を支援する官民組織、楽天イーグルス・マイチーム協議会会長の鎌田宏仙台商工会議所会頭は、星野氏の人柄をしのばせるエピソードを交えた談話を出した。
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 同協議会の初代会長を務めた丸森仲吾元七十七銀行会長は「東北楽天を日本一に導き、被災地を大いに盛り上げていただいたことが印象に残っている。まだ若く、楽天のために力を貸していただけると思っていただけに残念でならない」と早過ぎる死を悼んだ。
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 村井嘉浩宮城県知事は「監督就任以来、常に被災地を思い、日本一になって被災者を励ましたいという熱い思いで選手と一丸となって戦ってこられた」と振り返り、「卓越した手腕と指導力で日本一へと導き、被災地東北に勇気と元気を与えてくれた」と感謝した。
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 郡和子仙台市長は「日本一の栄光を勝ち取ったあの時の感動が昨日のことのように思い出される。避難所訪問などの活動を通じ、被災された方々を温かく励まし続け、優しさと強さで照らしてくれた」と冥福を祈った。
2018年01月04日
2018年の幕開けを飾る元日の97回天皇杯決勝。山村和也、水沼宏太の2ゴールで逆転に成功したセレッソ大阪が、120分間の死闘を戦い抜き、2-1で歓喜の瞬間を迎えた。タイムアップの笛が埼玉スタジアムに鳴り響くと、右ふくらはぎ負傷を押してフル稼働した山口蛍がガッツポーズしながらピッチに倒れ込み、清武弘嗣、リカルド・サントスらがもみくちゃになって喜びを分かち合った。

1年前のJ1昇格プレーオフでファジアーノ岡山を下してJ1復帰を決めたチームがわずか1年間でJリーグルヴァンカップと天皇杯の2冠を制し、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)本戦出場権を獲得するなど、一体誰が予想しただろう。尹晶煥監督も「ありえない1年だった」と驚き半分に語ったが、彼らは粘り強くタフに戦える集団へと変貌した。この横浜F・マリノスとの大一番は今季セレッソの成長ぶりを象徴するものだった。

柿谷曜一朗、山口蛍、杉本健勇の3人がケガで先発から外れる中、12月23日の準決勝・ヴィッセル神戸戦を勝利し、ファイナルへと勝ち上がったC大阪。「獲れるタイトルは全部取って終わりたい」と清武も決戦前に語気を強めていたとおり、全員の士気はかつてないほど高まっていた。左足首を手術した杉本の復帰は叶わなかったものの、柿谷と山口も先発に復帰。現時点でのベスト布陣で横浜を迎え撃つことができた。


とはいえ、横浜もエリク・モンバエルツ監督体制のラストマッチということで非常にモチベーションが高かった。序盤から球際での激しさや厳しさを前面に押し出し、C大阪に襲い掛かる。前半8分には左サイドバック・下平匠のアーリークロスに1トップ・伊藤翔が抜け出し、胸トラップから右足を一閃。いきなり先制弾を叩き込んだ。

この瞬間のセレッソは、木本恭生の反応が遅れ、伊藤をフリーにする致命的ミスを犯してしまった。「その前に1回、(伊藤が)オフサイドになった場面があって、しっかり対応しなければいけなかったのに、やられてしまった。元日の決勝ということで、今日はスタジアムに入った感覚がいつもと違った。メンタルの部分が足りなかった」と木本は目に見えない重圧を吐露したが、チーム全体が独特な雰囲気に飲まれていたのは確かだろう。前半は動きが硬く、中盤で不用意にボールを失うミスも多かった。マリノスの術中にはまったと言っていい45分間だった。

■指揮官の言葉に奮起した後半

「球際で負けている」と尹晶煥監督からズバリ指摘され、気持ちを切り替えて挑んだ後半。選手たちは冷静にゲームの立て直しを図った。「ルヴァンで優勝してからチームに自信と余裕が出てきたこともあって、同点にできる自信はみんなの中にあった。負けているからといって焦ることはなかった」と山口も言うように、集中力を切らすことなく反撃のチャンスを伺い続けた。

その好機が訪れたのは後半20分。山口からパスを受けた水沼の思い切ったミドルシュートが発端だった。これを相手守護神・飯倉大樹がセーブ。DFがクリアしたボールが山村のところに渡り、彼は確実に右足シュートを決めた。「いいところにボールが転がってきた。フリーだったんで決めるだけだった」と背番号24は淡々としていたが、杉本の代役として1トップに入り、献身的にターゲットマンとしての仕事をこなした彼の一発がセレッソを生き返らせた。

試合は1-1のまま延長戦へと突入。勝負を決めたのは、延長前半5分の2点目だった。左サイドに開いた山村のクロスに反応し、下平の背後に右から飛び込んだ水沼が角度のないところでヘッド。これが見事にゴールマウスへと吸い込まれたのだ。

「準決勝と一緒で来るかなと思って走っていたら来たので、急に感覚が研ぎ澄まされたかなと(笑)。ホントに諦めずに走り切ることは大事ですね。疲れているからこそ、諦めずに走っていたら、ああいう予測が働いたりする。準決勝、決勝とそれが出たのかなと思います」と背番号16は2戦連続の殊勲弾に目を輝かせた。

■選手たちが語る変化

彼のような選手がC大阪に加わったことは2冠達成の大きなポイントだろう。1年前の移籍当時、水沼は「セレッソはアカデミー出身のうまい選手が多いけど、ACLに行ったり、J2に降格したりと波が激しい。自分みたいな選手が頑張って走って戦う部分をもたらしたい。うまい選手が走れたら間違いなく強くなれる」と力を込めていたが、肝心なところでハードワークしきれなかったり、集中力を途切らせてしまうところが最大のウイークポイントに他ならなかった。

尹晶煥監督も始動時から3部練を行うなど、泥臭く戦える集団に生まれ変わるための意識改革に着手。セレッソのモットーである「華麗な攻撃」の前提として「強固な守備の構築」に時間を割いた。シーズン序盤は最終ラインと中盤が高い位置を取れず、前線の杉本や柿谷が孤立するなど、攻守のバランスをうまく取れずに苦しんだが、それを水沼、松田、山口のような走れるタイプの選手がサポート。4度のケガに見舞われた清武さえも1試合12㎞近い走行距離を記録するなど、試合を重ねるごとに全員の走りや献身的な動き、泥臭いプレーに対する意識が確実に変わっていった。

「セレッソは長い間、レヴィー(クルピ=G大阪新監督)のスタイルから抜け出せなかった。レヴィーは『美しいサッカー』『楽しいサッカー』を志向する監督で、最終ラインからビルドアップして攻撃するのがメインだったけど、尹さんになってからはゴールキックを蹴る回数がすごく増えて、自分も足が痛くなるほどだった(苦笑)。尹さんは『勝つサッカー』を求めてシンプルにタテを突いていく攻めを増やしたんだと思う。リードして5バックにすることもそう。今日も水沼の2点目の後に5バックにしたけど、ああやってみんながお互いを助け合う守りができるようになったのも大きい。強い気持ちを見せられたから2つタイトルを取れた」とセレッソで10年プレーし、紆余曲折を味わってきたキム・ジンヒョンもしみじみと語っていた。

■来季リーグ戦で強さを…

95年のJリーグ初参戦から長い長い時を経て手にした2つのタイトル。この意味は選手やクラブにとっても非常に大きい。ただ、ここで満足したら何も始まらない。本当に真価が問われるのは2018年シーズンだ。

「天皇杯とルヴァンは一発勝負。そこでの勝負強さ、ビハインドを跳ね返せる力はついたかなとは思いますけど、1年間通して安定して力を出してリーグで優勝するのはホントに難しいことだって改めて感じた。次はそれにトライしていかないといけない。4年前(2014年)もセレッソはACLに参戦したけど、最終的にJ2に落ちたし、自分自身も途中でケガをして半分を棒に振った。何もできずに落ちてしまった。そうならないように心身ともにうまくケアしながら、1年間しっかり戦えるようにしないと。あの時を経験している選手も何人かいるし、4年経ってみんなある程度の年齢に来ているんで、経験をうまく生かせると思います」と山口は苦しかった2014年の教訓を生かして、来季に挑むつもりだという。

こういった共通意識をチーム全体が持って新シーズンを戦うことは何よりも重要だ。「セレッソはいい時と悪い時の差が大きい」とOBの香川真司(ドルトムント)や乾貴士(エイバル)も繰り返し言っていただけに、その悪い癖を完全に払しょくすることが彼らに課される次なる命題。今回の2冠を常勝チーム構築の足掛かりにすべく、セレッソには高みを目指し続けてほしいものだ。

2017年12月17日
約3カ月ぶりにシグナル・イドゥナ・パルクが歓喜に包まれた。ドルトムントは16日に行われたブンデスリーガ第17節でホッフェンハイムをホームに迎え、2-1で逆転勝利。前半戦最後のリーグ戦を白星で終えた。

 MF香川真司はフル出場し、2試合連続で2ゴールに絡んだ。1点ビハインドで迎えた62分、相手の堅い守備に苦しんでいた中、FWアンドリー・ヤルモレンコとFWピエール・エメリク・オーバメヤンがリズム良くダイレクトでパスをつなぐと、エリア内中央に走り込んだ香川が相手のファールを誘発。オーバメヤンの同点ゴールを演出したPK獲得のシーンを香川は、「唯一連動性が生まれた攻撃」と振り返った。

「それまではビハインドということもあり、硬さもあって効果的な流動性ある攻撃は生まれていなかった。ただ、あの攻撃の形はみんながいい距離感で、少ないタッチでできたので、僕が自然とゴール前に入って行けました」

 さらに終了間際の89分には逆転ゴールをアシスト。エリア手前中央でパスを受けた香川は、前を向くと、「シュートを打とうと思った」というが、とっさの判断でパスを選択。「自分のシュート力は分かっているんで。遠かったですし、相手も来ていたんで、より(ゴールの)可能性を上げるために、最後の最後で判断しました」。この絶妙なスルーパスに反応したMFクリスティアン・プリシッチが、ワンタッチで相手GKをかわし、逆転のゴールネットを揺らした。

 ドルトムントはこれでペーター・シュテーガー監督就任後2連勝。ホームでは9月23日の第6節ボルシアMG戦以来となる白星となった。未勝利が続いていた最近のホーム戦では終了前に帰路につく観客が目立ち、熱いサポーターが集まる“黄色い壁”(南側ゴール裏)でさえも崩れかけていたが、約3カ月ぶりの勝利にその強度が復活し、スタジアムを揺らす大歓声で選手を称えていた。2得点を演出し、逆転勝利に導いた香川は、「ホームで最後、何が何でも勝ちたかった。ああいう雰囲気は勝たないと味わえないので、ホントに良かったです」と語り、喜びを噛み締めた。
2017年12月02日
男子ゴルフ、ヒーロー・ワールドチャレンジ(2017 Hero World Challenge)は30日、バハマ・ナッソー(Nassau)のアルバニーGC(Albany Golf Club)で開幕し、腰の手術や私生活の問題で10か月間戦列を離れていた元世界ランク1位のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が、大会復帰戦の初日で手ごたえのあるプレーを見せ、3アンダーの好発進を果たした。
メジャー通算14勝を誇るウッズは、今年2月のドバイ・デザート・クラシック(Omega Dubai Desert Classic 2017)で途中棄権して以来301日ぶりの実戦で、5バーディー2ボギーを記録し、6アンダーで首位に立ったトミー・フリートウッド(Tommy Fleetwood、英国)と3打差につけた。

「自分でも本当に良くやったと思う。いろいろな問題に遭遇してしばらくプレーしていなかったから、このスコアには満足だ。試合に出て再びスコアカードに名を連ねることができて楽しかった」と笑顔を浮かべながらコメントしたウッズは、度重なる故障で2015-16シーズンを棒に振ることを余儀なくされ、今年4月には腰の手術に踏み切った。

 41歳のウッズはまた、復帰戦がどうなるか分からなかったことを認め、「自分に何ができるか分からなかった。自宅ではずっとゴルフをしていたし、パットの練習もたくさんした。だけど、大会でティーアップするのとは少しわけが違う。アドレナリンがみなぎったよ。少し時間を巻き戻さなければならなかった。久しぶりの大会で、気持ちの部分で苦労した」と明かした。

 最初の2ホールでは惜しくも2本のバーディーパットを外したものの、ウッズはパー5の3番で2オンに成功すると、2パット目を沈めてこの日初めてのバーディーを記録。さらに8番でも20フィート(約6メートル)のバーディーパットを沈めてスコアを2アンダーに伸ばしたあと、9番ではチップショットを外してボギーをたたいた。

 それでもウッズは、後半に入ってからも10番、13番、14番でバーディーを決めて4アンダーを記録するチャージを見せたが、15番でボギーをたたいてその勢いが止まった。

■「心から感謝」

 ここ数年のウッズは故障だけでなく私生活でも災難が続いており、5月には自宅近郊の米フロリダ(Florida)州の路肩でメルセデス・ベンツ(Mercedes Benz)の中で眠っていたところを発見され、飲酒または薬物を使用しながら車を運転したとして逮捕されるという悪夢に見舞われた。

 初日のティーオフを前に、ウッズはかつて自身が席巻したゴルフに復帰する手助けをしてくれた人々に対して、心の中で感謝したことを明かし、「けさは心から感謝した。自分を支援してくれて、ツアーに復帰して再びラウンドできる機会を与えてくれた人たち全員を思い浮かべて感謝した」と語った。

「自分の人生において、本当にたくさんの人々に助けてもらっている。友人をはじめ、会ったこともない人たち、そして当然ながら自分の執刀医。彼ら一人一人を思い浮かべながら改めて感謝した」
2017年11月26日
ダルビッシュ有はどこへ行くのか?

 ジェイク・アリエータはどこへ行くのか?

 ウェイド・デイヴィスはどこへ行くのか?

 この季節が訪れると、FA(フリーエージェント)有資格者の行方が、なにかと話題になる。

 投手では、いま挙げた人たちが主なところだが、打者を見ると、30代前半の好打者が今年のFA市場ではかなり眼につく。

 筆頭格はJ・D・マルティネス(来季開幕時30歳)だが、彼以外にもエリック・ホズマー(28歳)、マイク・ムスタカス(29歳)、ロレンゾ・ケイン(32歳)、カルロス・サンタナ(32歳)、ジェイ・ブルース(31歳)といった好打者が顔を並べる。

 ただ、今年のFA市場は、長距離打者にとってはそれほど安楽なマーケットにはならないような気がする。

20本塁打以上の新人はジャッジら10人もいた。

 2017年、大リーグの本塁打総数は6105本に達した。もちろん史上最多で、これまでの5693本(2000年)という記録を大幅に上回っている。

 内訳を見て驚かされるのは、新人の本塁打数が飛躍的に伸びていることだ。

 2017年、20本塁打以上を打ったルーキーは、両リーグで10人もいた。

 一番多いのはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)の52本だが、コーディ・ベリンジャー(ドジャース=39本)、ジョシュ・ベル(パイレーツ=26本)、マット・デイヴィッドソン(ホワイトソックス=26本)、ハンター・レンフロ(パドレス=26本)といった新顔もつぎつぎとアーチをかけた。残る5人は、ポール・デジョング(カーディナルス)、マット・オルソン(アスレティックス)、トレイ・マンシーニ(オリオールズ)、イアン・ハップ(カブス)、アンドルー・ベニンテンディ(レッドソックス)といったところだ。

30代前半のパワーヒッターがワリを食うことに。

 新鮮な名前が多いので、つい書き連ねてしまった。実をいうと、新人の長距離砲が叢生する傾向は2016年にはじまっている。'16年にはトレヴァー・ストーリー(ロッキーズ)やコーリー・シーガー(ドジャース)を筆頭に6人の新人が20本塁打以上を記録した。

 さらにさかのぼっていうと、'15年はジョク・ピーダーソン(ドジャース)、クリス・ブライアント(カブス)、カルロス・コレア(アストロズ)ら4人。'14年はホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)、とジョージ・スプリンガー(アストロズ)の2名。'13年もジェド・ジャーコ(当時パドレス)、エヴァン・ギャティス(当時ブレーヴス)の2名。等差級数的な増加、といいたいところだが、ここへ来て急に跳ね上がったと見るほうが妥当だろう。

 どうやら昨今の新人選手は、ホームランを打つコツを早くから体得しているようなのだ。もちろん、飛ぶボールの採用やヒッターズ・パークの増加という背景も見逃せないのだが、こうなると、いわゆるFA適齢期に当たる30代前半のパワーヒッターがワリを食うことになりかねない。

仮に大谷が短期間で結果を出したら……。

 思い出してみると、数年前までは、中堅のFA中長距離砲が、ずいぶん好条件の契約を勝ち取っていた。たとえば、2009年のジェイソン・ベイは、4年合計6600万ドルでメッツと契約を結んだ。2012年のニック・スウィッシャーも、4年合計5600万ドルでインディアンスと契約している。そしてご承知のとおり、両者とも、高額契約のあとはあまり振るわないまま球界を去っていった。

 こういう例もあるので、ジェイ・ブルースやカルロス・サンタナには、あまり高い値札が付かないとみられている。守備の巧いホズマーやケイン、総合力抜群のJ・D・マルティネスなどは評価が高いが、このところ好調のアストロズ、ドジャース、カブスといった球団がいずれも根気強い新人育成で高いパフォーマンスをあげている事実は、やはり無視しがたいところだ。

 この傾向は、定着するのだろうか。メジャー昇格から6年がんばって高額契約を勝ち取るという従来の風潮は、変化を余儀なくされるのだろうか。もし仮に、大谷翔平がどこかの球団と格安の条件で契約を結び、比較的短い期間で結果を出すようなら、この傾向にはさらに拍車がかかるかもしれない。30代前半の中堅選手の受難という事態は、意外な場所から噴出しはじめたようだ。
2017年11月07日
“一流”から“四流”に格付け、マイコラスも登場「メジャー復帰へ準備できている」

 メジャーでは6日(日本時間7日)に独占交渉期間が終了し、いよいよフリーエージェント(FA)市場が本格化する。独占交渉期間中は、FAとなる選手が今季所属球団と優先的に残留交渉に望めるが、エンゼルスがジャスティン・アップトン外野手と契約を結んだ他、大きな動きは見られなかった。

日本人最高は…衝撃の総額年俸、これまでのMLB大型契約ランキング

 米メディアでは、こぞってFA格付け記事を掲載。米スポーツ専門サイト「ブリーチャーズ・リポート」では、今オフのFA選手をポジション別に格付けする記事を掲載した。ランクは「1」から「4」の4段階に分けられ、第1グループ(一流)は球宴級選手の選りすぐり12人のみ、第2グループ(二流)は平均以上で複数年契約を取れるレギュラー級、第3グループ(三流)はメジャー契約は勝ち取れるが単年契約、第4グループ(四流)はマイナー契約かメジャーキャンプ招待からロースター入りを狙うレベルとなっている。

 気になる日本人FA選手の中で、選りすぐりの第1グループ入りを果たしたのが、ダルビッシュ有投手(ドジャースFA)だ。今年の先発投手市場は「記憶にある限り、最も手薄」であると指摘。ダルビッシュと同じく31歳でFAとなったジェイク・アリエッタ(カブスFA)が2トップだとし「2人の後は、価値が下落」と手厳しい。記事では、2人のうちアリエッタを上位にランクしているが、それは日本時代を含め、ダルビッシュはこれまで通算2127回2/3を投げたのに対し、アリエッタは1669回と450回以上も少ないため。この投球回数の違いにより、アリエッタの方が「より安全」な選択肢だと結論づけている。

 第2グループ入りした日本人FA選手はゼロ。第3グループには、先発投手部門で岩隈久志投手(マリナーズFA)、青木宣親外野手(メッツFA)が入っている。寸評で「青木は少なくとも第4の外野手として契約できるだろう」と予測。また、先発投手の第3グループには巨人のマイルズ・マイコラス投手もランクイン。日本では62試合に登板し、31勝13敗、防御率2.18、WHIP0.99であったことに触れ、「パドレスとレンジャーズに所属時はパッとしなかったが、メジャー復帰に向けて準備はできている」と評価されている。

 その他、上原浩治投手(カブスFA)が第4グループにランクされる一方、44歳のイチロー外野手はまさかの圏外。ダルビッシュ以外は、いずれも厳しい冬を迎えることになりそうだ。
2017年11月04日
2日に行われたヨーロッパリーグ(EL)グループH第4節でケルンはホームでBATEボリソフに5-2と大勝。この試合には後半から出場しながら2ゴール1アシストを挙げた日本代表FW大迫勇也のプレーを現地メディアが高く評価した。

前半は先制するも、BATEに逆転を許してしまったケルンだが、ペーター・シュテーガー監督は後半開始に大迫を投入。その大迫は豪快なミドルシュートで54分に貴重な同点ゴールを挙げると、82分にはレオナルド・ビッテンコートのクロスをファーで押し込んでチーム4点目を決めた。これでドッペルパック(1試合2ゴール)を達成した日本代表FWはさらに試合終了間際にミロシュ・ヨイッチによるダメ押し弾をアシストし、勝利に大きく貢献している。

大迫1点目について「セカンドボールが渡った大迫は20メートルの距離からボレーをゴール右上に突き刺した。素晴らしいゴール!」と記した『エクスプレス』だが、GKティモ・ホルンやほかの得点者たちのFWシモン・ツォラーやセイルー・ジュラッシらと同じチームトップの「2」を与え、「美しいゴールで同点弾を決め、4-2のゴールで試合を決定づけた」と評した。

『ケルナー・シュタットアンツァイガー』ではGKホルンとビッテンコートが最高タイの「1.5」と評価。大迫はチーム1点目を演出したMFサリー・オツチャンやジュラッシと並び「2」と採点された。寸評では特にプレーについて言及されておらず、「出場8分目でゴールを決めると、日本人にしてはまるで有頂天な喜びを見せた。フラストレーションを発散しなければいけなかっただろう」とゴールセレブレーションについて記している。

なお、ケルンはEL初勝利を収めるもグループHでは最下位と順位は変わらず。23日にはグループ首位を走るアーセナルをホームに迎える。

(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
2017年10月26日
「プロ野球ドラフト会議」(26日、グランドプリンスホテル新高輪)

 7球団競合の末、早実・清宮幸太郎内野手の交渉権を獲得した日本ハム・栗山監督は「うれしかった」と表情を緩めつつも「緊張感でいっぱい」と指導者として胸の内を明かした。


 「もし来てくれることになったら、日本球界の宝を預かることになるわけですから、緊張しています。少しでも前に進むことをサポートしてあげられるように。日本の、世界のホームランバッターになれるはずですので」と語った。

 昨年までのドラフト自身がくじで連敗し、木田GM補佐に託した今回。「野球の神様が託してくれたんだと思う」と喜びを噛みしめていた。
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